180123-002naganohokubu

2018年01月23日長野県北部でM2.8、新潟県中越地震前などと同一震源で


 
2018年01月23日の02:58に長野県北部でM2.8・震度1の地震が発生した。今回の震源は新潟方面への影響も考えるべき場所であったと言えそうだ。新潟県中越地震や佐渡付近で震度5強を記録した地震の前にも揺れていたからである。

新潟県中越地震前と同一震源で有感地震が発生

長野県北部で有感地震が起きたのは2017年12月02日のM2.9・震度1以来1.5ヶ月ぶりのことで、2017年には28回、2016年にも18回の地震が観測されていたことに照らすと今回の地震まで間隔があいた印象を与えている。

今回の震源位置は「北緯36.5度/東経138.0度・深さ約10km」の地点で、深さまで一致する同一震源でこれまでに起きたのは長野県北部でこれまでに約1,100回発生してきた有感地震のうち4回。2004年以降である。

これら4回についてその後どのような地震に繋がっていたのか調べてみると、いずれのケースでもその後1ヶ月間の間に日本国内でM5以上が非常に活発に発生していたことがわかった。1ヶ月以内にM5以上が6回起きていた事例が2回で、残りの2回はそれぞれ「16回」「17回」と極めて多数に上っていたのである。

また、今回の震源「北緯36.5度/東経138.0度・深さ10km」での地震が新潟方面に影響する可能性も否定出来ないようだ。2004年09月28日の長野県北部M3.0・震度1の事例でその後10月23日にM6.8・震度7の新潟県中越地震が発生していただけでなく、2012年02月08日の長野県北部M2.3・震度1の場合にも、わずか4時間後に佐渡付近でM5.7・震度5強が観測されていたからである。

新潟方面への影響と国内各地で今後1ヶ月以内にM5以上が増加する可能性が高いと言って良い震源が今回揺れた、と考えておいたほうが良さそうだ。
 

長野県北部の同一震源が揺れた事例とその後のM5以上

2004年09月28日 M3.0 震度1 長野県北部
その後1ヶ月間にM5以上が17回。10月23日にM6.8・震度7の新潟県中越地震が発生、震度6を含むM5以上の余震が連発していた他、10月06日には茨城県南部でM5.8・震度5弱、10月15日にも与那国島近海でM6.6・震度5弱など多数のM5以上が発生していた。

2005年05月29日 M2.7 震度1 長野県北部
その後1ヶ月間にM5以上が6回。この時は南海トラフ関連の震源が目立った。05月29日に遠州灘M5.3・震度1、05月31日に日向灘M5.7・震度4。また05月30日の八丈島近海M5.3・震度2や06月15日の父島近海M5.7・震度2など伊豆・小笠原方面でもM5を超える地震が複数回起きていた。

2011年12月22日 M2.1 震度1 長野県北部
その後1ヶ月間にM5以上が6回。この時は長野県北部から10日後の2012年01月01日に鳥島近海でM7.0・震度4が発生。東日本大震災後最初の元日に都心でも強い揺れにつながっていたことを思い出す人も多いだろう。それ以外にも01月12日に福島県沖M5.8・震度4を含むM5以上が茨城県沖や岩手県沖、それに宮城県沖など東北地方太平洋側で複数回発生していた。

2012年02月08日 M2.3 震度1 長野県北部
その後1ヶ月間にM5以上が16回。2012年のケースで最も注目されるのは長野県北部からわずか4時間後に佐渡付近でM5.7・震度5強の地震が発生していた点だ。2004年の新潟県中越地震同様、長野県北部での地震が新潟方面に影響する可能性が否定出来ないためである。それ以外では02月14日に茨城県沖でM6を超えるM6.2・震度3や02月19日茨城県北部M5.1・震度5弱、03月02日の千葉県東方沖M5.8・震度4、03月01日茨城県沖M5.4・震度5弱など関東地方太平洋側における強い地震7回を含む計16回ものM5超えが発生していた。
 
※画像は気象庁より。