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2018年01月24日青森県東方沖でM6.2・震度4、今年初のM6超え地震で次に注意すべきは

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01月24日の19:51に青森県東方沖でM6.2・震度4の地震が発生した。

2018年初のM6超え地震、特徴は

日本国内で観測された震度4以上の地震としては01月14日の浦河沖M4.7・震度4以来10日ぶりで、2018年としては3回目となる。

また国内でM6以上を記録した有感地震としては2017年11月16日の八丈島東方沖M6.2・震度3以来2ヶ月ぶりである。

2017年に初めてM6以上が発生したのは05月09日の宮古島近海M6.4・震度3であったことから、2018年はそれよりもかなり早い時期にM6以上が起きたことになり、大地震が増加するのではないかと囁かれている2018年の傾向を彷彿とさせている(関連記事)。

今回M6.2・震度4という強い地震が発生した青森県東方沖で前回有感地震が起きていたのは01月06日のM4.4・震度2。青森県東方沖という震源自体では1926年以降1,500回以上の有感地震が観測されてきたため、M6を超えたとは言えそれほど珍しいとはいえない。青森県東方沖ではこれまでにM6以上だけで48回、中には1968年05月16日のようにM7.5という規模で起きたこともあるのだ。

示唆されていた東北から北海道での地震

次に今回の震源位置「北緯41.0度/東経142.5度・深さ約30km」の地点についての情報だが、これまで1,500回以上の有感地震が繰り返されてきた青森県東方沖であるにも関わらず、「北緯41.0度/東経142.5度」で起きていた有感地震はない。

過去のデータが存在しない震源で地震が発生したということになるわけだが、東北地方方面で強めの地震が起きる可能性は最近示唆されていた。

まず2017年12月26日に中央構造線上で地震が増加していたことを紹介した際に、その後の傾向として東北から北海道にかけての一帯における地震につながっていく可能性に言及していた(関連記事)。この時取り上げた過去の事例では複数回において青森県東方沖でM6.3やM6.4が含まれていたのである。

また2018年01月06日に今年初の震度4が千葉県北西部で発生した際にも、同緯度・同経度・同深度での事例から東北地方での地震可能性に触れていた。この時も青森県東方沖が含まれていた(関連記事)。

こうした点からは青森県東方沖におけるM6オーバーも予測の範囲内だったということが出来るが、今後の傾向はどうなるのだろうか。

次に注意すべき場所は

過去データからは予測できないが、ここでは2つ知っておくべき点がある。まず上記の図は東日本大震災以降、東北地方から北海道にかけて発生してきたM5以上の震源マッピングだが、今回の地震(赤色)がこれまで地震が起きていなかった一角で発生したものであることがわかるだろう。M8クラスとも言われる東日本大震災の強い余震が起き得る場所であるという点から、青森県付近がまず要注意であると言える。

それから北海道方面への影響。上記で青森県東方沖における1968年05月16日のM7.5について触れたが、青森県東方沖でM7.5が起きるわずか10時間前には、十勝沖地震(M7.9)が発生していたのだ。

地震調査委員会が北海道でM9クラス切迫、と2017年12月に発表した際にも、地震の起きていない一帯を指摘したが(関連記事)、今回の地震が北海道方面での強い地震につながっていく可能性も1968年の事例を見る限り否定は出来ない。

北海道方面における地震について言えば、01月16日の釧路沖M4.0の時に北海道方面へのシグナルが出ていると指摘していたが(関連記事)、01月24日の北海道南西沖M3.9・震度2も過去の事例からは北海道方面へのサインである可能性がある。従って青森県東方沖周辺における東日本大震災の余震としての大地震と北海道での強い地震に当面の間、十分注意した方が良いだろう。
 

※画像はUSGSより。


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