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2018年02月11日八丈島東方沖でM4.9、伊豆で続く地震活動の活発化


 
2018年02月11日の16:31に八丈島東方沖でM4.9・震度2の地震が発生した。2018年初めに伊豆で大地震が起きる可能性があるとの指摘があったが、伊豆では最近地震が目立っている。

伊豆で続く地震活動

八丈島東方沖で有感地震が観測されたのは2017年12月20日以来約2ヶ月弱ぶりで、八丈島東方沖における有感地震発生数は2016年こそ1回であったものの、2017年は6回、2015年も6回、2014年は5回と年に数回は発生していたことから、今回の約2ヶ月ぶりという間隔にそれほどの違和感はない。

今回、八丈島東方沖で地震が起きる可能性は、01月29日にアフリカ南西沖でM6.6の強い地震が発生した際に過去のデータから示唆されていた。すぐ近くで起きていた過去2回の事例ではいずれも1ヶ月以内に伊豆諸島でM6を超える強い地震が観測されており、八丈島東方沖でもM6以上が複数回が記録されていたからだ。

その意味では八丈島東方沖で今後更に強い地震が発生する可能性も否定は出来ないが、その恐れを更に高めるかのような地震活動の活発化が伊豆で最近目立っていることを忘れてはならない。

2018年初頭に「伊豆大地震」が起きる可能性がある、と2017年12月に専門家が指摘していたのは既に説明する必要もないだろうが、2日前の02月09日には深さ100km以上の有感地震としては約2年7ヶ月ぶりの揺れが伊豆大島近海で発生していた他、02月06日には小笠原諸島西方沖でM5.701月24日にも小笠原諸島西方沖でM4.901月18日には父島近海でM5.3と目立っているのだ。

更に年始には鳥島近海でM5を超える地震が起きていた他、01月06日には伊豆半島東方沖M4.4・震度3と伊豆大島近海M4.6・震度3が相次いだことから伊豆方面への警戒が一気に高まっていたばかりである。
 

過去データからの注目点は

こうした点からは伊豆・小笠原における強い地震への警戒を怠るべきではないわけだが、次に今回の八丈島東方沖M4.9・震度2が発生した震源位置について詳しく見てみよう。

今回の震源位置は「北緯32.5度/東経140.6度・深さ約20km」の地点であったが、同緯度・同経度でこれまでに有感地震が起きていたデータはない。

しかし、深さまで含め比較的近い条件で観測されていた地震が1回だけ見つかった。2007年11月21日にM4.8・深さ10kmで発生していたもので、今回の震源(上記オレンジ色)のすぐ近くで起きていたことがわかる。

この時、その後国内でどのような地震が観測されていたか、M5以上についてリストアップすると、約2週間後に鳥島近海でM6.0の強い地震が発生していたのが目立つが、5日後に福島県沖でM5.9・震度4が起きていたことにも注目しておいた方が良さそうだ。

2007年11月26日 M5.9 震度4 福島県沖
2007年12月05日 M5.1 震度1 宮古島北西沖
2007年12月07日 M6.0 震度2 鳥島近海

というのも02月06日に小笠原諸島西方沖でM5.7が発生していた際に、過去5回のデータ中4回で、福島県沖M5以上が起きていたからである。

福島県沖では02月11日にM3.9・震度1が発生したばかりだが、02月09日には福島県会津でもM2.5・震度1が起きており、直近における強目の地震発生が懸念される。
 
※画像はUSGSより。