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2018年02月14日種子島近海でM3.8の地震、鬼界カルデラに近い場所で


 
2018年02月14日の21:01に種子島近海でM3.8・震度1の地震が発生した。巨大噴火が囁かれる鬼界カルデラに近い場所であったことから関心を呼びそうだ。

鬼界カルデラ付近で地震

種子島近海で有感地震が観測されたのは2017年12月15日のM4.4・震度2以来2ヶ月ぶりである。2017年に10回、2016年にも6回の有感地震が起きていただけに、それほど珍しい地震だったというわけではないが、今回の震源は深さこそ約120kmと深かったものの、鬼界カルデラに近い場所であったことから、注目を集めそうだ。

鬼界カルデラについては02月09日に神戸大学が「鬼界海底カルデラ内に巨大溶岩ドームの存在を確認」として発表、新聞各紙で報じられ反響を呼んだばかりである。

神戸大学海洋底探査センターでは「7300年前の巨大カルデラ噴火以降の短期間に、32立方kmを超える地球上で最大クラスの巨大な溶岩ドームが形成されたことを確認した」「現在も鬼界カルデラの地下に巨大なマグマ溜りが存在している可能性がある」と指摘しており、次の巨大噴火の準備過程に入っている可能性があると言う。

「40立方km以上のマグマを一気に噴出する『巨大カルデラ噴火』は、日本列島で今後100年間に約1%の確率で発生」と予測していることから切羽詰まった状況というわけではないものの、仮に超巨大噴火が起きれば国内で最悪1億人が死亡するとも言われているだけに、鬼界カルデラ付近での地震は不気味であると言えるだろう。

なお、神戸大学海洋底探査センターでは2016年11月にも鬼界カルデラの調査で熱く濁った水が海底から湧き出す「熱水プルーム」が5箇所で確認できたと発表していた。
 

同緯度・同経度・同深度の過去事例では

次に今回の震源位置である「北緯30.8度/東経130.8度・深さ約120km」について過去の事例を調べてみると、1927年以降240回近く発生してきた種子島近海での有感地震のうち、1回だけ深さまで一致する地点で地震が観測されていた。

2010年09月26日のM4.4・震度2であるが、この地震の後、国内でどのような地震が起きていたかと言えば、九州から沖縄におけるM5以上が複数回起きていたのである。

中には宮古島近海でM6.4・震度4という規模での地震も含まれていたことから、念のため九州南部から沖縄にかけての一帯における地震に注意した方が良さそうだ。

2010年09月26日 M4.4 震度2 種子島近海
2010年09月28日 M5.3 震度1 石垣島北西沖
2010年10月04日 M6.4 震度4 宮古島近海
2010年10月12日 M5.0 震度1 宮古島北西沖

また02月09日に気象庁が霧島山で火山性地震が増加しているとして噴火警戒レベルを2としたばかりだが、前回2010年09月に「同緯度・同経度・同深度」で地震があった後には、2011年02月01日に新燃岳で爆発的噴火が発生していた。噴火という面にも留意しておくべきだろう。
 
※画像は気象庁より。
関連URL:【神戸大学】鬼界海底カルデラ内に巨大溶岩ドームの存在を確認