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2018年02月17日メキシコでM7.2、今年早くも4回目の大地震で増加傾向鮮明


 
2018年02月17日の日本時間08:39にメキシコでM7.2の大地震が発生した。2018年に入ってから早くも4回目のM7以上大地震であり、地震活動の活発化を印象づけている。

メキシコで2018年早くも4回目となる大地震が発生

中米では2018年01月10日にもホンジュラスでM7.5の大地震が起きていたが、メキシコにおけるM7以上地震としては2017年09月20日のM7.1以来である。またメキシコではそこからわずか12日前の2017年09月08日にもM8.2の巨大地震が起きていたことから、短期間にM7以上が相次ぐ可能性も否定は出来ない。

今回の地震でまず知っておきたいのは、2018年に入ってから発生したM7以上の大地震としては既に4回目という点だ。

2018年01月10日 M7.5 ホンジュラス
2018年01月14日 M7.1 ペルー
2018年01月23日 M7.9 アラスカ
2018年02月17日 M7.2 メキシコ

2017年に4回目のM7以上地震が起きたのが上記でも触れた2017年09月08日メキシコM8.2であったことと比べれば、世界的に見て2018年が非常に速いペースで大地震が発生していることがわかるだろう。

2017年11月に米国地学協会の会合において2018年は地球の自転速度鈍化によって大地震発生数が2017年の2~3倍に増加する恐れがあると指摘されていた点とも合致していることから、この傾向は続くと考えた方が良さそうだ。
 

今回の震源付近の事例とその後の国内地震は

上記の図は20世紀以降メキシコ付近で発生してきたM7以上の震源マッピングで、今回のM7.2は赤で示されている。また水色は2017年09月08日のM8.2の震源を表している。

地震活動が非常に活発な場所で今回も大地震が発生したことがわかるが、今回の震源の深さ約24.6kmに近い深さ20~30kmでこれまでに起きてきた大地震の内、今回の震源から最も近い場所で発生していた地震後に、南海トラフと関連する場所で強い地震が観測されていたことがわかった。

これは1968年08月02日にメキシコでM7.3が発生した際のケースで、翌日に沖縄本島近海でM6.3・震度4が起きた後、豊後水道でM6.6・震度5弱や愛媛県南予でM5.3・震度3、更にその後京都府南部でM5を超える地震が2度発生していたのである。

1968年08月02日 M7.3 -    メキシコ
1968年08月03日 M6.3 震度4  沖縄本島近海
1968年08月06日 M6.6 震度5弱 豊後水道
1968年08月06日 M5.3 震度3  愛媛県南予
1968年08月18日 M5.6 震度4  京都府南部
1968年08月18日 M5.2 震度3  京都府南部

他にも今回のメキシコ大地震の震源から近い場所で起きていた事例として、1937年12月23日のメキシコM7.4のケースでは2日後に日向灘でM5.5・震度4、それから1週間後に広島県北部M5.5・震度3、更に10日後に和歌山県南方沖M6.8・震度5弱という形で次々と強い地震が起きた例もある。

1937年12月23日 M7.4 -    メキシコ
1937年12月25日 M5.5 震度4  日向灘
1937年01月02日 M6.1 震度3  父島近海
1938年01月02日 M5.5 震度3  広島県北部
1938年01月11日 M5.7 震度3  種子島南東沖
1938年01月12日 M6.8 震度5弱 和歌山県南方沖
1938年01月13日 M5.3 震度2  奄美大島近海

今回のメキシコM7.2の震源近くで発生していたすべての大地震で同様にその後南海トラフ関連が揺れていたというわけではないものの、こうした例がある以上似た展開となる可能性もあることから、一応注意しておいたほうが良さそうだ。

なお、メキシコで今回の震源から東方向に離れた場所では、同じ深さ25kmの地点で昭和東南海地震の約半年前となる1944年06月28日にM7.0の地震が起きていたことも判明している。
 
※画像はUSGSより。