180218-002england

2018年02月17日のイギリス「過去10年最大規模」地震で過去事例の共通点は


 
2018年02月17日の日本時間23:31にイギリスで発生したM4.2の地震についてCNNが「過去10年で最大規模」として報じている。今回の震源付近で過去に起きた地震では、その後どのような傾向があったのだろうか。

USGSがM4.2と観測したこの地震は英国地質調査所でM4.4として計測されており、CNNでは「英ウェールズでM4.4地震、過去10年で最大規模」として伝えている。

CNN「同地域におけるこの規模の地震の発生は極めて異例で、3~5年に1回起きる程度と分析。今回は過去10年の間、陸上で起きた中では最大規模の異変とし、1906年のM5.2地震以来、最大級の揺れとしている。」

上記は20世紀以降、イギリス付近で発生してきたM4以上の震源をマッピングしたもので、今回の震源はオレンジ色で示されているが、イギリスで発生してきたこれらの地震のうち、赤線で囲ったグレーで示されている2回の地震について、今回と共通点があることがわかった。

今回とごく近い場所で起きていたこれら2回の地震では、いずれも数日前に今回と同様メキシコ等中米で大地震が発生していたのである。

1990年03月25日 M7.3 コスタリカ
1990年04月02日 M4.7 イギリス

1999年09月30日 M7.5 メキシコ
1999年10月06日 M4.6 イギリス

2018年02月17日 M7.2 メキシコ
2018年02月17日 M4.2 イギリス

奇妙な一致だが、この時日本ではどのような地震が起きていたのか、1990年と1999年それぞれメキシコ・イギリスから1ヶ月以内・M5以上で抽出してみると、両方で起きていたのは茨城県沖(1990年M5.2・震度2/1999年M5.2・震度2)程度で、際立った特徴は見られなかった。

また世界的に見てもメキシコ・イギリスから1ヶ月以内のM7以上は1990年のケースではインドネシアM7.8とマリアナ諸島M7.6、1999年のケースでは米国西海岸M7.1と共通性はなかったが、中米におけるM7以上からのイギリス有感地震という流れがその後何らかの影響を及ぼしていた可能性が判明したら、別途紹介する。
 
※画像はUSGSより
関連URL:【CNN】英ウェールズでM4.4地震、過去10年で最大規模