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2018年03月03日八丈島東方沖でM4.5、1972年には付近でM7超えも


 
2018年03月03日の07:36に八丈島東方沖でM4.5・震度1の地震が発生した。八丈島東方沖における地震はそれほど珍しくないが、M7を超える地震を引き起こしていた例もある。

八丈島東方沖で有感地震が観測されたのは02月11日のM4.9・震度2以来約3週間ぶりで、2018年としては今回が2回目。

2017年には6回の有感地震が起きていたことからそれほど珍しいとは言えない今回の地震だが、八丈島東方沖では2017年11月にM6.1・震度1M6.3・震度3という強い地震が連発していたばかりである。

八丈島東方沖でM6以上の地震が連発した事例は1927年、関東大震災直後の時期まで遡る必要があり、その後1930年に伊東における群発地震やM7.3の北伊豆地震が発生していたことから伊豆・小笠原方面における強い地震に留意すべきと紹介していたが、今回の地震でもやはりい今後・伊豆小笠原方面への注意を高めておくべきだろう、と思えるデータが見つかった。

上記でオレンジ色で示されているのが今回の震源だが、重なるように大きな丸印があるが、これは1972年02月29日のM7.0・震度5弱で、ごく近い場所で起きていたことがわかる。

そして、1972年のこの地震からやはり数年間、伊豆における強い地震が多発していたのだ。上記水色の丸印は同じ1972年の12月04日に発生していたM7.2・震度6弱。

1972年02月29日 M7.0 震度5弱 八丈島東方沖
1972年12月04日 M7.2 震度6弱 八丈島東方沖
1974年11月30日 M7.3 震度4  鳥島近海
1978年01月14日 M7.0 震度5弱 伊豆大島近海
1978年03月07日 M7.2 震度4  東海道南方沖

更に、1972年から2年遡る1970年05月27日には小笠原諸島西方沖でM7.0・震度3の地震が観測されていたが、これは2015年05月30日の小笠原諸島西方沖でM8.1を彷彿とさせる。

1927年以来のM6地震連発や1972年のM7以上震源に近い場所で起きた今回の地震は今後の伊豆・小笠原における地震への警戒を高めるが、03月01日の山梨県中・西部M2.5・震度1の際に過去のデータから「伊豆・小笠原方面に注意しておく必要がある」と指摘していたシグナルが今回のM4.5であったかどうかはまだわからないため、短期的にも注意しておいた方が良さそうだ。
 
※画像は気象庁より。