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2018年03月08日埼玉県内で井戸の湧き水枯れが報じられる、前年末から


 
2018年3月8日に埼玉新聞が埼玉県秩父市で井戸の湧き水が枯れたと報じている。昭和南海地震直前や東日本大震災前にも井戸の水位低下などが見られたとされていることから、注目を集めそうだ。

これは秩父市の秩父神社付近にある「妙見七つ井戸」のひとつ「四の井戸」の湧き水が枯れたというもので、枯れたのは2017年中だったという。

「昨年12月8日ごろから水が減り、同11日には水が完全に枯れた」とされているが、同様の現象が起きているのは「四の井戸」だけではないようだ。7つの井戸のうち「三つの井戸がこの冬、枯れたり水量が減ったりする異変が起きている」と2月に毎日新聞が伝えていたのである。

井戸の異変は地震と関連している可能性が高いと考えられており、最近では2016年07月末に茨城県で井戸水と一緒に大量の砂が出た、という情報が書き込まれたり、埼玉県で井戸が枯れた、といった報告が見られた直後の2016年07月末から08月初旬にかけて、茨城県で2度の震度4を含む10回以上の地震が相次いだケースがあった。

また「昭和南海地震発生の数日前から直前にかけて紀伊半島から四国の太平洋沿岸部において井戸の水位低下および水涸れが報告されている」とする論文が京都大学に残っている他、東日本大震災でも岩手県や宮城県で2010年12月頃から水位の低下が見られた地域があったことがわかっている。

埼玉県では2016年11月にも霞川で原因不明の干上がりが発生したと報じられていたが、この時はその後11月22日に福島県沖でM7.4・震度5弱、11月24日にも福島県沖でM6.1、更に12月28日には茨城県北部でM6.3・震度5弱などの地震がそれぞれ発生していた。

今回の井戸の枯れは地震につながっていくのだろうか。最近の関東地方における動きとしては01月06日に神奈川県でリュウグウノツカイ捕獲01月31日に東京など関東南部で「地鳴り」が話題になったり、2月12日には埼玉県でスズメ40羽が死んでいるのが見つかったとのニュースが注目を集めていた。また02月16日にも神奈川県でリュウグウノツカイが再び水揚げされたばかりである。
 
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