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2018年03月19日鬼界カルデラ北縁の薩摩硫黄島で噴火警戒レベルが2に引き上げ

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03月19日に気象庁が薩摩硫黄島の噴火警戒レベルを2に引き上げた。

これは03月19日03時頃から火山性地震が増加し、11:30までに51回を記録したため。薩摩硫黄島では火山活動が高まっており、気象庁は「火口から概ね1キロメートルの範囲に大きな噴石が飛散する程度の小規模な噴火が発生する可能性があります」「火口の風下側では降灰、風の影響を受ける小さな噴石及び火山ガスに注意してください」と呼びかけている。

噴火への警戒が必要なのは当然だが、薩摩硫黄島における噴火活動が他の火山よりも注目を集めるのは同島が鬼界カルデラの北縁に位置しているためである。

鬼界カルデラは約7,300年前に爆発的な噴火を引き起こし、当時の南九州に広がっていた縄文人の文化を絶滅させたとされている。

その規模は2016年11月に鬼界カルデラの調査においてマグマ活動を示すけっかが出たと発表した神戸大学海洋底探査センターの巽好幸センター長は鬼界カルデラで超巨大噴火が起きれば1億人以上の死者が出るかもしれないと指摘していたほど(関連記事)。

また2018年になってからも2月に鬼界カルデラで世界最大規模の溶岩ドームが作られていると発表されたばかりであったことから、今回の噴火警戒レベルの引き上げによって今後の推移を更に見守る必要性が高まったと言うことが出来る。

薩摩硫黄島の硫黄岳では2004年まで噴火が続いていたことや、2017年にも噴火警戒レベルが一時引き上げられていたことから、現時点ではそれほど深刻に受け止める必要はないだろうが、今後の展開を十分に注意しておくべきだろう。
 

関連URL:【NHK】薩摩硫黄島で火山性地震が増加 小規模噴火のおそれ


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