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2018年03月22日苫小牧沖でM4.0、同一震源では三陸沖強い地震の可能性も


 
2018年03月22日の08:15に苫小牧沖でM4.0・震度2の地震が発生した。今回の震源と同位置で起きてきた過去の事例では、その後三陸沖における強い地震に繋がっていく可能性もあるようだ。

北海道における大地震前後に揺れる震源?

苫小牧沖で有感地震が観測されたのは2017年10月08日のM4.3・震度2以来5.5ヶ月ぶり。苫小牧沖では約90年間で170回弱の地震が記録されてきたことから、比較的珍しい震源が揺れたと言ってよいだろう。

今回の震源位置は「北緯42.3度/東経141.5度・深さ約100km」。同緯度・同経度で深さ100km以上の場所が揺れていた過去の事例は6回だが、その多くで北海道における強い地震が前後に記録されていた時期であることがわかった。

1952年03月04日 M8.2 震度5弱 十勝沖地震
1952年10月21日 M4.7 震度2  苫小牧沖

1973年06月17日 M7.4 震度5弱 根室半島沖地震
1974年11月09日 M6.3 震度5弱 苫小牧沖
1975年06月10日 M7.0 震度1  北海道東方沖

1992年07月03日 M4.6 震度1  苫小牧沖
1993年01月15日 M7.5 震度6弱 釧路沖地震
1993年07月12日 M7.8 震度5弱 北海道南西沖地震

1995年02月17日 M4.4 震度2  苫小牧沖
1995年04月18日 M7.2 震度2  千島列島
1995年12月04日 M7.3 震度2  択捉島南東沖
1995年12月04日 M7.0 震度2  千島列島

1997年01月19日 M4.0 震度1  苫小牧沖

2003年09月26日 M8.0 震度6弱 十勝沖地震
2004年10月09日 M4.4 震度2  苫小牧沖
2004年11月29日 M7.1 震度5強 釧路沖
2004年12月06日 M7.0 震度5強 根室半島南東沖

これらはいずれも直近というわけではないが、2017年12月には地震調査委員会が千島海溝沿いでM9クラスの超巨大地震が切迫している可能性がある、と発表していたばかりだけに、やはり北海道における強い地震を念頭に置いておくべきだろう。
 

三陸沖で複数回のM5以上に繋がる恐れも

また、今回の震源位置「北緯42.3度/東経141.5度」で深さ100km以上で起きていた有感地震6回の内、3回までもがその直後、三陸沖における強い地震に繋がっていたことも判明した。

1952年のケースでは苫小牧沖の今回と同じ震源位置が揺れてから1ヶ月以内に三陸沖でM5以上が18回、そのうちM6以上が9回という群発地震が発生していたのだ。

また1992年にも苫小牧沖における今回と同じ震源位置での地震から1ヶ月以内に三陸沖でM5以上がなんと27回、M6以上はそのうち8回だったがM6.9というほぼ大地震と言っていい規模の揺れを2度含んでいた。

さらにこれらよりも規模こそ小さかったものの、1995年には1ヶ月以内に三陸沖でのM5以上が4回、うちM6以上1回という事例もあった。

こうした点からは直近1ヶ月以内に三陸沖でM5以上の地震が場合によっては複数回発生する可能性を予測に含めておく必要があるだろう。
 
※画像は気象庁より。