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2018年05月15日京都府にイルカの群れ、日本海側では出現後島根県西部震度5強


 
2018年05月15日の午後、京都府の日本海側・宮津市の宮津湾に5頭を超えるイルカの群れが現れたと報じられている。日本海側では03月に富山でイルカが見られた後、04月に島根県西部で震度5強という強い地震が起きていた。

これは05月16日に朝日新聞が伝えているが、それによると4月から付近に居着いたというミナミバンドウイルカだと言い、「日本海側で目撃されるのは珍しい」と指摘されている。

日本海側では03月にも富山県氷見市でミナミバンドウイルカの群れが目撃されており、この時も「過去数例のみ」とされていたことから、稀有な出現が続いていると言って良さそうだ。

イルカやクジラの大量打ち上げ後に大地震が発生した例は東日本大震災や熊本地震が知られており大きな話題となるが、「迷い込み」「湾内に出現」といったケースではそれほど心配する必要はないだろう。

とは言え、前述した03月の富山県におけるミナミバンドウイルカ出現後には2018年04月09日に島根県西部で震度5強が起きており、その直前、03月15日には鳥取県鳥取市沖で深海魚「オオクチイシナギ」が水揚げされていたことから、今回の「京都府でイルカの群れ」についても念の為、留意するに越したことはない。

また日本海側では他にも、2018年04月22日に富山県魚津市の沖合いにクジラが現れたと報じられたが、同様の事例は過去に2度しか確認されておらず、そのうちの1回は2004年10月23日の新潟県中越地震(M6.8・震度7)の7ヶ月前であった。

こうした点からは今後数ヶ月、日本海側での強い地震に警戒すべきと言えるわけだが、もうひとつ気になることがある。03月の富山県におけるミナミハンドウイルカ出現時、そして今回の京都府におけるミナミハンドウイルカ出現でも指摘されているが「イワシの群れを追って来たのではないか」とされているのだ。

日本海側では2018年初めからイワシの豊漁が伝えられていたが、イワシ豊漁は1896年の明治三陸地震や1933年の昭和三陸地震の数ヶ月前から数日前にかけて見られていた他、関東大震災や昭和南海地震、東日本大震災ともシンクロしていたとされているなど大地震との関係が指摘されていることから、2018年に入り日本海側で起きているイワシ豊漁や深海魚、イルカ・クジラの動向を注視していく必要があるだろう。
 
関連URL:【朝日新聞】京都)天橋立沖にイルカの群れ