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2018年05月19日沖縄県でクジラが打ち上げ、その後の地震2018年の傾向は


 
2018年05月19日の朝、沖縄県名護市の海岸にクジラが打ち上げられているのが見つかったと現地の琉球新報が伝えている。打ち上げ後に地震起きていた最近の事例はと傾向は。

沖縄県名護市の海岸でクジラが打ち上げ

それによると05月19日の朝、体長5m弱のコビレゴンドウがケガをした状態で打ち上げられているのが見つかり、水族館の職員が移動させたという。

クジラやイルカの打ち上げは大量であった場合には東日本大震災やその直前にニュージーランド・クライストチャーチM6.1のようにその後強い地震が起きていたケースもあることから地震と関連付けて語られる機会も多いが、否定的な見解もあり科学的な根拠ははっきりしていない。

また今回は1頭のみであることから何らかの事故が原因だった可能性もあり、すぐに地震と関連付けるのは早計だが、大量打ち上げでない場合にもその後強い地震に繋がっていた事例もあるため、沖縄県でクジラが打ち上げられた、という程度では知っておいたほうが良いだろう。

なお、周辺では05月04日に奄美大島で体長5mのコビレゴンドウの死骸が漂着している。
 

少数の打ち上げ後に地震起きていた事例は

少数のクジラが打ち上げられた後に地震が起きていたケースとしてまず有名なのが2016年04月の熊本地震だ。04月14日に発生した前震であるM6.5・震度7の10日前には熊本県天草市でザトウクジラが定置網にかかり、1週間前にも長崎県長崎市でザトウクジラが打ち上げられていたのである。

被災地震とはならなかった地震の場合の事例も複数確認されている。2016年09月13日に茨城県日立市の海岸にクジラが打ち上げられると4日後に千葉県東方沖でM5.0・震度3、2016年12月09日に長崎県の五島列島でイルカ5頭の打ち上げがあった際には19日後に地震が多いとは言えない五島列島近海でM4.4・震度2。

2017年には03月10日に鹿児島県南さつま市でマッコウクジラ6頭が打ち上げられていたが、2日後に薩摩半島西方沖でM5.1・震度3、2017年06月10日に宮崎県でのクジラ7頭打ち上げでは10日後に豊後水道でM5.0・震度5強。沖縄県でも2017年10月16日に石垣島でユメゴンドウ12頭が打ち上げられてから3日後、奄美大島北東沖でM5.6・震度3が起きたことがある。
 

2018年の傾向は

では2018年の傾向はどうなのだろうか。これまでに数例の打ち上げが確認されているが、01月の沖縄県におけるザトウクジラ漂着や02月に青森県で2例のクジラ打ち上げが相次いだ際には、目立った対応地震は発生していなかった。

しかし2018年03月22日に静岡県の遠州灘海岸にアカボウクジラが、また03月23日に和歌山県串本市でザトウクジラがそれぞれ打ち上げられるとその直後、2018年03月25日に八丈島東方沖でM6.1・震度3が起きたという事例もある。

また海外では大量打ち上げも報じられていた。2018年03月23日にオーストラリアのパース南でクジラ150頭が打ち上げられていたというもので、この時は3日後にオーストラリアの北側にあたるインドネシアでM6.4の地震が発生していたが、北海道と沖縄ほどの距離があることから、関係は微妙と言えそうだ。
 
関連URL:【琉球新報】名護市の海岸にクジラ打ち上げられる 背びれや尾びれを動かし 体長約5メートル