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2018年05月24日福岡県筑後地方で今年3回目の地震、福岡県西方沖地震の前にも


 
2018年05月24日の01:25に福岡県筑後地方でM4.0・震度2の地震が発生した。それほど地震が多くない福岡県筑後地方だが今回と同位置の震源が初めて揺れたのは福岡県西方沖地震の前年であった。2018年との共通点もあるこの時の地震だっただけに、2019年にかけて注意する必要がありそうだ。

福岡県筑後地方での地震活動が活発化

福岡県筑後地方で有感地震が発生したのは04月18日のM2.4・震度1以来5週間ぶりで、2018年としては今回が3回目となる。

だが、福岡県筑後地方では過去約90年で有感地震は85回と年に1度以下という頻度で起きてきたことから、既に3回の揺れを観測している2018年は福岡県筑後地方としては地震活動が活発な年、と言えそうだ。

また福岡県筑後地方では2016年04月の熊本地震の影響も出ておらず、2016年に発生していた有感地震は05月と07月にそれぞれ1回ずつのわずか2回。そして2017年の有感地震発生数はなんとゼロなのだ。

それだけに、05月下旬の段階で既に3回も揺れている2018年、今後の地震活動には多少注目する必要があると言えそうだ。
 

同緯度・同経度3回後に福岡県西方沖地震、2018年は既に3回目

では、どのような点に留意しておくべきなのだろうか。今回の震源は熊本県との県境に近く、付近に目立った活断層は確認されていない。

しかし、今回M4.0が起きた震源位置「北緯33.1度/東経130.5度・深さ約10km」の履歴を調べてみると、気になる点もあるのだ。

「北緯33.1度/東経130.5度・深さ約10km」はこれまでに9回の有感地震を引き起こしており、初めて揺れたのは2004年05月13日のM3.6・震度2。

福岡県筑後地方では2004年に4回の地震を観測していたが、そのうちの3回が今回と同じ「北緯33.1度/東経130.5度・深さ約10km」の地点で起きていた。するとその翌年、2005年03月20日にはM7.0・震度6弱の福岡県西方沖地震が発生していたのである。

2004年に「北緯33.1度/東経130.5度・深さ10km」で3回の揺れが観測された後に福岡県西方沖地震、という流れにもし、関連があったのだとすれば2018年は要注意だ。

何故なら、2018年01月23日のM2.3・震度1、04月18日のM2.4・震度1、そして今回のM4.0・震度2の3回はいずれも「北緯33.1度/東経130.5度・深さ約10km」で発生しているからである。

福岡県西方沖地震を引き起こした警固断層帯に対しては専門家も警鐘を鳴らしている。2016年09月に福岡県で断層の専門家による講演が行われた際、「いつ地震が起きてもおかしくない状況で対策を急ぐべき」と指摘していた。

北西部と南東部に分かれる警固断層帯の北西部では2005年に福岡県西方沖でM7.0が発生したが、市街地に近い南東部では平均活動間隔が約3,100年~5,500年とされているのに対し、最新の活動時期が約4,300年前~3,400年前と考えられているためである。
 
※画像は気象庁より。