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国内地震 地震予測 発生地震

2018年05月26日日向灘でM4.2・震度3「また」紀伊水道とのコンボで地震が発生

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05月26日の07:02に日向灘でM4.2・震度3の地震が発生した。

同一位置の過去事例では「台湾」揺れる可能性

日向灘で有感地震が観測されたのは05月04日のM2.5・震度2以来3週間ぶりで、2018年としては今回が5回目となる。

日向灘では2017年に21回、2016年にも19回の地震が起きていることから今回の地震も珍しいというわけではないが、南海トラフ巨大地震とも関連が深い震源とされていることから、注目を集めているようだ。

今回の震源位置「北緯32.1度/東経132.1度・深さ約20km」の地点で過去に起きていた有感地震は2回。いずれも2015年で、03月19日のM3.6・震度1と09月13日のM3.5・震度1であった。

これらの地震の後、南海トラフ巨大地震と直接関係していそうな場所が目立って揺れていたというわけではないが、どちらのケースでも数日後に台湾付近でM5を超える地震が発生していた点については知っておいても良いだろう。2015年03月の地震では4日後にM5.8、09月の地震では3日後にM5.5とそれぞれ台湾で地震が起きていたのである。

2015年03月19日 M3.6 震度1 日向灘(今回と同一位置)
2015年03月23日 M5.8 -   台湾付近

2015年09月13日 M3.5 震度1 日向灘(今回と同一位置)
2015年09月16日 M5.5 -   台湾付近

「また」紀伊水道と日向灘がコンボで

だが、南海トラフ巨大地震との関連という意味においては、今回の地震で注視すべきは「また」紀伊水道とのコンボであった点だ。前日05月25日に紀伊水道でM3.4・震度2が起きていたのである。

05月25日00:54 M3.4 震度2 紀伊水道
05月26日07:02 M4.2 震度3 日向灘

2017年12月10日と11日に日向灘と紀伊水道で共に有感地震が発生した際に紹介したが(関連記事)、日向灘と紀伊水道は東日本大震災以降だけで既に10回以上、24時間以内に互いが揺れ合うといった事例が存在しているのである。

今回は約30時間という時間差で起きたが、共に南海トラフ巨大地震との関係が囁かれる場所だけに、南海トラフ全体がきしんでいる可能性に鑑みれば、何とも不気味としか言いようがない。

東日本大震災以降の日向灘と紀伊水道コンボ地震

2011年07月30日19:38 M2.4 震度1 紀伊水道
2011年07月31日10:04 M3.2 震度1 日向灘

2013年01月25日23:09 M3.4 震度1 日向灘
2013年01月26日09:43 M3.2 震度1 紀伊水道

2013年02月23日00:36 M2.6 震度1 日向灘
2013年02月23日01:13 M3.2 震度1 紀伊水道

2013年05月24日00:44 M2.7 震度1 日向灘
2013年05月24日08:08 M3.5 震度1 紀伊水道

2013年08月22日01:57 M3.4 震度2 日向灘
2013年08月22日19:13 M3.4 震度1 紀伊水道

2014年03月25日12:07 M1.8 震度1 紀伊水道
2014年03月25日23:43 M3.8 震度2 日向灘

2015年05月26日01:35 M4.3 震度2 日向灘
2015年05月26日09:20 M2.4 震度1 紀伊水道

2015年12月14日15:12 M3.1 震度1 日向灘
2015年12月15日05:48 M2.6 震度1 紀伊水道

2016年06月07日16:23 M3.1 震度1 紀伊水道
2016年06月07日23:58 M2.7 震度1 日向灘

2016年12月05日06:09 M2.9 震度1 紀伊水道
2016年12月06日02:49 M3.1 震度1 日向灘

2017年02月23日03:13 M3.4 震度2 日向灘
2017年02月23日13:01 M3.7 震度2 紀伊水道

2017年09月18日16:20 M3.7 震度1 紀伊水道
2017年09月19日01:36 M3.4 震度1 日向灘

2017年12月10日07:54 M2.7 震度1 日向灘
2017年12月11日05:39 M3.6 震度3 紀伊水道

※参考(30時間差)
05月25日00:54 M3.4 震度2 紀伊水道
05月26日07:02 M4.2 震度3 日向灘

M7以上が切迫している恐れある日向灘

日向灘についてはそれ以外にも留意しておくべき点がある。日向灘自体でM7以上の強い地震が近々起きる可能性が否定出来ないことだ。

04月28日に日向灘で3ヶ月ぶりの有感地震を観測した際に指摘していたが(関連記事)、日向灘では10~20年毎にこれまで発生してきたM7以上の地震が既に34年間起きていないのである。

日向灘における最近のM7以上

1931年11月02日 M7.1 日向灘
1941年11月19日 M7.2 日向灘(10年ぶり)
1961年02月27日 M7.0 日向灘(20年ぶり)
1968年04月01日 M7.5 日向灘(07年ぶり)
1984年08月07日 M7.1 日向灘(16年ぶり)
???

30年地震発生確率では「日向灘プレート間地震」がM7.6前後で10%程度、「日向灘プレート間のひとまわり小さなプレート間地震」がM7.1前後で70~80%と非常に高い確率で予測されていることに加え、2018年03月に新燃岳が噴火した際に、これが「日向灘あるいは伊豆小笠原沖に想定される大地震の前兆のひとつ」である可能性に言及する専門家もいることから、日向灘における強い地震への警戒は決して怠るべきではなく、その意味では規模が大きくなかったとは言え今回の地震に関心が集まるのも無理からぬことなのである。
 


 

※画像は気象庁より。


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