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2018年05月26日東京都23区で13ヶ月ぶりの有感地震が発生、同位置で起きていた地震の特徴は

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05月26日の13:22に東京都23区でM2.7・震度1の地震が発生した。

東京都23区で13ヶ月ぶりの有感地震が発生

東京都23区を震源とする有感地震が前回発生発生したのは2017年04月16日のM3.7・震度1であることから今回、13ヶ月ぶりに地震が起きたということになる。

とは言え、東京都23区では過去90年間に79回しか有感地震を観測していないことから、頻度としては平均的な間隔で起きた地震だったと言えよう。

今回の震源は東京都の北東部、埼玉県に近い場所であり、付近には綾瀬川断層が走っている。綾瀬川断層はM7.0程度の地震が30年以内に「ほぼ0%」「不明」の確率で発生する可能性があるとされていることから、危険度については定かではないが、それ以外にもプレート内部で起きる首都直下地震のひとつ、都区部直下地震に注意が必要だ。

これは都心東部直下、都心西部直下、都心南部直下などに分類されるが、都心南部直下地震がM7.3の規模で発生した場合、死者は最大2.3万人、全壊・焼失家屋が最大61万棟、などと想定されている。M7クラスの首都直下地震は今後30年間に70%という高い確率で起きると見込まれていることから、今回13ヶ月ぶりに起きた地震のその後については注視していく必要があるだろう。

GW前に「南関東周辺」を「要注意」から「要警戒」に変更していた村井俊治東大名誉教授がGW明けにメディア上で「3ヶ月以内震度5以上」と語っており(関連記事)現在はその警戒期間中であることも忘れるべきではない。

同一位置で発生していた唯一事例の特徴は

次に今回の震源位置「北緯35.8度/東経139.8度・深さ約30km」の地点で過去に起きていた地震とその後の国内地震について見てみよう。

「北緯35.8度/東経139.8度・深さ約30km」がこれまでに揺れていた事例は2009年10月17日のM2.5・震度1の1回のみである。

この時は6日後に茨城県沖でM5.0・震度3が発生してはいたものの、目立った特徴はなかった。しかし、2009年12月17日と18日には伊豆半島東方沖でM5.3が2回、それぞれ震度5弱で起きていた。

これらがひっかかる理由は、2009年は08月09日に東海道南方沖でM6.8、08月11日にも駿河湾でM6.5という強い地震が発生していたことから、2009年10月17日のM2.5・震度1がこれらに影響されて起きた地震であった可能性も否定できないからである。

類似の事例は他にもあり、2015年05月30日に小笠原諸島西方沖でM8.1という深発巨大地震が発生した際にも、その1週間後に東京都23区でM2.9・震度2の地震が起きていたのだ。こうした点からは首都直下地震だけでなく伊豆・小笠原方面での地震活動にも留意しておきたいところである。
 

※画像は気象庁より。


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