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2018年06月03日徳島県南部でまた地震、今度は昭和南海地震後と同じ「3連発」


 
06月03日の午後、18:00までに徳島県南部で3回の地震が相次いで発生した。徳島県南部で同日中に3回の地震が起きた例は多くなく過去3回のみだが、そのうちの2回は1946年の昭和南海地震直後というタイミングで記録されていたものだった。

徳島県南部でまた地震、同位置では前回八丈島近海で複数回のM6超え

06月03日14:30 M2.3 震度1 徳島県南部
06月03日15:17 M2.9 震度1 徳島県南部
06月03日15:42 M2.7 震度1 徳島県南部

徳島県南部についてまず知っておくべきは過去約90年間の間に有感地震が今回の3連発を含めわずか171回しか記録されていない、地震発生が比較的珍しい震源であるという点だ。

そして年に1~2回程度しか地震が起きてこなかった徳島県南部が揺れている。2018年に入り3月、4月、5月にそれぞれ有感地震を1度ずつ記録した後の今回の3連発なのだ。

南海トラフ巨大地震前に増えるという西日本における内陸地震の一環である可能性は否定出来ず、前回05月30日のM3.8・震度2の際にはこれを示唆するかのように緯度・経度・深度がそれぞれ同位置の場所で起きていた過去の地震後、「紀伊水道」「日向灘」「和歌山県南部」「鳥取県中部」「鳥取県西部」と南海トラフに関係している可能性の高い場所で震度5強を含む地震が発生していたのである。

一方、今回の3連発の震源はいずれも「北緯33.9度/東経134.3度・深さ約10km」の地点で、この場所が揺れたのは2017年10月06日のM3.5・震度2のみである。この時は南海トラフ関連の震源における顕著な地震にはつながらなかったが、東海地震に関係していそうな八丈島近海で1ヶ月後にM6.1とM6.2の地震が起きていた。
 

昭和南海地震直後にも起きていた徳島県南部連発地震

次に徳島県南部で同じ日に3回以上の地震が発生した履歴について調べてみると、過去3回見つかった。

そのうち1955年07月27日に3連発した際には、徳島県南部自体でM6.4・震度4が起きていたことによる余震であったと考えられる。

ではそれ以外の2回とはいつだったのだろうか。1947年01月16日の4連発と01月23日の3連発だったのだ。その約1ヶ月前、1946年12月21日に昭和南海地震(M8.0)が発生していたことを説明する必要はないだろう。

前回の南海トラフ巨大地震直後にその影響を受けたかのように連発していた徳島県南部における今回の3連発は何を意味しているのだろうか。

1947年01月の徳島県南部での計7連発以降、2ヶ月間で揺れていた南海トラフ関連震源でのM5以上はこれだけに及ぶ。

1947年01月25日 M6.4 震度3 和歌山県南方沖
1947年02月13日 M5.4 震度3 四国沖
1947年02月13日 M5.2 震度3 四国沖
1947年02月16日 M6.1 震度3 四国沖
1947年02月18日 M6.5 震度3 和歌山県南方沖
1947年02月19日 M5.0 震度3 高知県中部
1947年02月21日 M5.5 震度3 静岡県西部
1947年02月22日 M6.3 震度3 四国沖
1947年03月11日 M5.8 震度4 静岡県中部
1947年03月18日 M5.2 震度2 兵庫県南西部

2018年05月26日には日向灘でM4.2・震度3が起きたばかりであるなど、なんともイヤな場所で連発した地震であったことは間違いなく、今度の動向を注視していく必要があるだろう。
 
※画像は気象庁より。