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2018年06月08日茨城県南部で4回の連発地震その後揺れるのは、過去の傾向


 
2018年06月07日の午後から06月08日早朝にかけて、茨城県南部での有感地震が4回連続して発生している。首都圏における強い地震への警戒が広まっている時期だけに、今後の動向が注視される。同様の事例ではその後どのような地震に繋がっていたのか、傾向を探ってみた。

茨城県南部での連発とその後の傾向は

茨城県南部では06月07日の午後から夜にかけて3回、また06月08日の早朝にも1回の有感地震が観測されている。

06月07日14:58 M3.8 震度2 茨城県南部
06月07日18:37 M2.9 震度1 茨城県南部
06月07日21:18 M4.3 震度2 茨城県南部
06月08日05:03 M2.7 震度1 茨城県南部

地震の多い震源のひとつである茨城県南部で、これまでに同一日に3回以上の地震を記録していたのは20回。このうち、東日本大震災直後の2011年04月と05月の4回については特殊な環境下における連発として除外し、残る16回について調べてみると、今後の展開において参考になりそうな傾向が見られた。

16回中、関東から東北地方太平洋側でその後1ヶ月以内にM5を超える地震が起きていたのが14回。日本国内におけるM5以上発生頻度に照らせば驚くには値しないが、中にはM6を超える規模の地震が起きていたケースもある。

1939年02月01日に茨城県南部で3回の地震が観測されると、その16日後に福島県沖でM6.4、2016年07月20日に5回の地震が相次いだ際には1ヶ月後に三陸沖でM6.0。また直後にM6が3回も立て続けに起きた事例も存在している。

1974年10月09日に茨城県南部で3回の地震が発生した時のもので、翌日青森県東方沖でM6.2とM6.4が連発し、その2日後にも三陸沖でM6.2が起きていたのだ。

これら、茨城県南部で3回以上の地震が連発した後のM6以上事例が全て、東北地方太平洋側で発生していた点は注目に値する。まずは東北地方に要注意と言えそうだ。

また、千葉県と茨城県を震源とするM5以上地震が1ヶ月以内に起きていたケースも16回中7回に達していた。東北地方と共に、今回の震源付近での強い揺れにも警戒しておくべきだろう。
 

南海トラフ関連震源が揺れることも

更に関連は不明だが南海トラフ方面でその後強い地震が起きていたという例も複数見られている。

1944年06月16日に茨城県南部で3回の地震が起きてから半月後に和歌山県北部でM5.3・震度3、1983年10月28日の3連発から3日後に鳥取県中部でM6.2という事例もあるが、それだけではない。

1945年01月13日に死者2,300人以上を記録した三河地震(M6.8)の1週間前、01月05日に茨城県南部で4回の地震が連続していたのである。

三河地震は1944年の昭和東南海地震と1946年の昭和南海地震に挟まれた期間に起きた地震として知られるが、そもそも茨城県南部における20回の事例の内4回が1943年から1945年の間に記録されているのも気になる点と言えるだろう。

もうひとつ、2016年04月01日に三重県南東沖でM6.5の地震が発生した際に、これが南海トラフ巨大地震の前触れだった可能性が指摘されたが、この前日、2016年03月31日にも茨城県南部では3回の地震が起きていたのである。
 
※画像は気象庁より。