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2018年06月09日埼玉県秩父地方で約2年ぶりとなる地震また33時間の空白後に


 
2018年06月09日の14:23に埼玉県秩父地方でM2.3・震度1の地震で発生した。この地震は06月08日の05:03に茨城県南部で起きていたM2.7・震度1以来、33時間ぶりに発生した地震であり、6月に入ってから早くも2度目の「24時間以上の有感地震空白」が発生、これが破られた形である。

埼玉県秩父地方で約2年ぶりとなる珍しい地震

埼玉県秩父地方は地震が少ない震源であり、今回の地震は2016年05月29日のM3.2・震度1以来2年ぶりとなる珍しい揺れであった。

震源の位置は埼玉県と山梨県の県境付近の関東山地で、過去にも目立った地震は起きていない場所。

しかし、南西方向の山梨県側には曽根丘陵断層帯が走っている。この断層帯は30年以内に1%の確率でM7.3程度の地震が起こるとされているが、平均活動間隔が2,000~3,000年程度と考えられている一方で最新の活動時期については「約10,000年前後」と推定されていることから、強い地震が発生してもおかしくないと言える。

そして気になるのは、曽根丘陵断層帯の延長線上にあると言ってもいい今回の震源位置「北緯35.9度/東経138.8度・深さ約10km」の地点での地震が埼玉県秩父地方としては増加中という点だ。

「北緯35.9度/東経138.8度・深さ約10km」が初めて揺れたのは2009年04月07日のM2.4・震度1。埼玉県秩父地方としてはそれ以来今回を含め8回の有感地震が発生してきたが、そのうち5回が「北緯35.9度/東経138.8度・深さ約10km」なのである。

この地震活動の活発化が今後どのような揺れをもたらすのか、首都圏に近い場所だけに留意した方が良さそうだ。
 

また24時間以上の空白、今度は33時間ぶり

今回の地震にはもうひとつ特徴がある。06月08日05:03に茨城県南部で起きていたM2.7・震度1以来およそ33時間ぶりの有感地震だった、という点だ。

24時間以上、有感地震が発生しなかったのは2017年以来、今回が22回目で、前回は05月31日23:43の長野県南部M2.4から06月02日15:04の茨城県南部M3.7・震度2までの39時間であった。

24時間以上有感地震が起きなかった場合、それを破る地震の規模が大きくなるわけではないことは既に紹介しているが、一方で24時間以上の空白が空いた2017年以降の20回について調べてみると、1週間以内にM5以上が複数回発生していたケースが9回、震度5弱以上だったケースが6回に達しているなど気になる点もないわけではない。

前回、06月02日に24時間以上の空白が破られた際もその日のうちに択捉島南東沖でM5.5・震度2が起きていたというのは、地震の多い日本であるとは言え、少々無気味さを感じることだろう。
 
※画像は気象庁より。