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地震予測

2018年06月11日千葉県東方沖で地震の恐れ、地震調査委員会が活動に言及「注意して欲しい」

2018/06/14

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地震調査委員会が2018年06月11日、「2018年5月の地震活動の評価」を発表、その中で千葉県東方沖における地震活動に言及し「房総半島では6月に入ってからわずかな地殻変動を観測している」と指摘、これをスロースリップによるものとして「今後の地震活動に注意して欲しい」と注意を促している。

地震調査委員会は06月11日に発表した「2018年5月の地震活動」において、千葉県東方沖についてこのように述べている。

地震調査委員会「千葉県東方沖で6月に入ってからややまとまった地震活動を観測している。また、傾斜・GNSSデータによると、房総半島では6月に入ってからわずかな地殻変動を観測している。これらは、フィリピン海プレートと陸のプレートの境界における短期的ゆっくりすべりに起因するものと考えられる。」

これについてはNHKも「千葉県東方沖の地震活動に注意」として報じており、地震調査委員会委員長の東京大学地震研究所・平田直教授による「過去には体に揺れを感じる地震も起きている。念の為、今後の地震活動に注意してほしい」とのコメントを紹介している。

地震調査委員会によるとスロースリップ(ゆっくりすべり)」が起きたのは2013年12月から2014年01月にかけて以来4年5ヶ月ぶりだというが、この時期に千葉県東方沖ではM5を超える規模の地震が3回発生していたことから、今回の注意喚起はこうした地震活動の活発化を念頭に置いているものと見られる。

だが、2013年12月から2014年01月にかけて千葉や茨城で起きていた地震はそれだけではないのだ。周辺の震源まで含めれば2013年12月になんと8回ものM5以上が発生していたのである。

2013年12月03日 M5.5 震度3  茨城県沖
2013年12月10日 M5.0 震度2  茨城県沖
2013年12月14日 M5.5 震度4  千葉県東方沖
2013年12月21日 M5.3 震度4  茨城県南部
2013年12月21日 M5.4 震度4  千葉県東方沖
2013年12月23日 M5.7 震度1  関東東方沖
2013年12月23日 M5.8 震度1  関東東方沖
2013年12月31日 M5.4 震度5弱 茨城県北部
2014年01月02日 M5.1 震度3  千葉県東方沖
2014年02月11日 M5.6 震度3  房総半島南方沖

確かに、千葉県東方沖では最近、M5以上の地震が増加傾向にある。前回のスロースリップ時に発生していた2014年01月02日のM5.1・震度3以降、千葉県東方沖におけるM5以上は2016年07月19日まで起きていなかった上に、その後も2016年09月と2017年02月に観測されただけであった。

ところが、2018年に入るとすでに4回も、千葉県東方沖においてM5以上が発生しているのである。

2018年01月10日 M5.2 震度2 千葉県東方沖
2018年03月19日 M5.2 震度2 千葉県東方沖
2018年04月21日 M5.1 震度3 千葉県東方沖
2018年05月17日 M5.3 震度4 千葉県東方沖

千葉県東方沖でのM5以上地震が増加に転じていたのは05月17日のM5.3・震度4の際にすでに紹介していたが(関連記事)、今回、地震調査委員会が地震活動に言及した上、委員長が「今後の地震活動に注意してほしい」と話しNHKが報じるという展開で、千葉県東方沖とその周辺における地震活動への関心が高まるのは必至だろう。
 


 

※画像は地震調査委員会より。
関連URL:【地震調査委員会】2018年5月の地震活動の評価 【NHK】千葉県東方沖の地震活動に注意


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