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国内地震 発生地震

2018年06月21日香川県東部で5年ぶりの有感地震が発生、目立つ中央構造線断層帯付近での地震

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06月21日の22:49に香川県東部でM2.7・震度1の地震が発生した。小規模な揺れであったにも関わらずこの地震に注目すべきなのは大阪府北部M6.1の影響が懸念される中央構造線断層帯にごく近い場所で約5年ぶりに起きた地震だったからである。

香川県東部で5年ぶりの有感地震が発生

香川県東部で前回有感地震が観測されたのは2013年10月27日のM3.6・震度2で、今回の地震はおよそ5年ぶり。約90年間で12回しか記録されてこなかった地震が今回13回目に揺れたことになる。

震源は香川県と徳島県の県境付近で、中央構造線断層帯の北側ごく近くであった。

いくつかの区間に分類されている中央構造線断層帯の「讃岐山脈南縁東部区間」に当たり、30年地震発生予測は「M7.7程度の地震が30年以内に1%以下の確率で発生する」とされている。

5年ぶりとなるM2.7の有感地震が起きたからと言ってこの場所ですぐにM8に近い規模の地震が起きるというわけではなかろうが、問題は中央構造線断層帯付近での地震が目立っている点なのだ。

06月18日の大阪府北部M6.1・震度6弱の震源から最も近いとされる有馬-高槻断層帯では、1596年に慶長伏見地震を引き起こしていたが、この時、数日の間に慶長伊予地震、慶長豊後地震と共に中央構造線付近で大地震が連鎖していたことは既に説明する必要はないだろう。

06月19日にTV番組に出演した専門家も中央構造線断層帯の特に淡路島から紀伊半島の真ん中までは「エネルギーが残っている」と指摘、強い地震が発生する可能性があると懸念を示しており(関連記事)、上町断層帯や生駒断層帯への警戒と共に中央構造線断層帯への地震伝播の可能性は拭えていない。

地震目立ち始めた中央構造線断層帯付近

こうした状況の中で、中央構造線断層帯沿いでの地震が目立っているのである。

上記は06月15日07:30~06月22日07:30の1週間に西日本で発生した震源のマッピングで、今回の香川県東部はオレンジ色で示されている。

また中央構造線沿いに西側へ移動した場所では愛媛県でも赤い丸印が表示されている。これは06月20日に愛媛県東予で起きていたM2.9で、この震源も約90年間で30回弱しか有感地震が観測されていない(関連記事)。

中央構造線断層帯への刺激が懸念される大阪府北部M6.1・震度6弱の直後とも言えるタイミングで、香川県東部における5年ぶりの地震や愛媛県東予における珍しい地震がそれぞれ中央構造線断層帯沿いで起きたのが単なる偶然とは思いづらい。

更に、それだけではない。今回の震源からすぐ南側の徳島県でも06月15日にM2.7が、その東側にあたる紀伊水道でも06月16日にM3.1がそれぞれ観測されており、大阪府と和歌山県の県境付近でも06月21日にM3.5が発生していたのがわかる。

これらはいずれも震度1未満の無感地震として発表こそされていないが、16世紀にわずか数日の間にM7以上が3連発した履歴に照らせば、中央構造線断層帯沿いで地震が目立つ不気味な状況が続いている点に留意しておくべきだろう。
 


 

※画像はHi-netより。


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