180626-011hirosimakenhokubu

国内地震 発生地震

2018年06月26日広島県北部で半年ぶりの揺れ震度4は6年7ヶ月ぶりで目立つ西日本での珍しい地震

Pocket

 
06月26日の17:00に広島県北部でM4.9・震度4の地震が発生した。この震源で震度4以上を観測したのは6年7ヶ月ぶりだったが、西日本では最近、珍しい地震が目につくのだ。南海トラフ巨大地震との関係はあるのだろうか。

広島県北部で6年7ヶ月ぶりの震度4

広島県北部で有感地震を観測したのは2017年12月22日のM3.0・震度1以来半年ぶりで、M4.0以上の規模だったのは2015年04月26日のM4.0・震度2以来3年2ヶ月ぶり、また震度4以上を記録したのは2011年11月25日のM4.6・震度4以来6年7ヶ月ぶりのことだった。

過去90年間で今回が193回目と比較的地震が少ない広島県北部だが、M5を超える規模の地震も数回発生しており、今回の震源位置「北緯34.9度/東経132.9度・深さ約10km」の地点でも2011年11月21日にM5.4・震度5弱を引き起こしていた。

今回の震源位置「北緯34.9度/東経132.9度・深さ約10km」は上記の震度5弱以降、頻繁に揺れており、震度5弱から43回発生している広島県北部における有感地震のうち、今回を含め20回を占めるなどメジャーな震源位置であると言える。

そうした点からは今回の地震も2011年のM5.4・震度5弱の余震の一環だったと捉えることも出来そうだ。

また今回の地震が広島県の北部であったことから、すぐ北側に位置する島根県では04月09日にM5.8・震度5強(関連記事)が起きていたため、この地震の影響を受けたものであった可能性も否定は出来ない。

更に06月26日の朝には島根県東部でM3.6・震度2が発生していたが、上記の震源マッピング図(06月19日17:30~06月26日17:30)では、島根・鳥取の県境から今回の広島県北部にかけての一帯では比較的強い地震が起きており、関連性は不明だが注目しておくべきかもしれない。

もちろん、南海トラフ巨大地震を前に増加するとされている西日本における内陸地震のひとつであったと考えることも出来るだろう。

西日本で目立つ珍しい地震

06月18日の大阪府北部M6.1・震度6弱から西日本や南海トラフ関連震源、それに中央構造線断層帯での地震活動に警戒が広がっているが(関連記事)、西日本では最近、あまり地震が起きない震源における有感地震が目立ちつつある。

大阪府北部M6.1の2日後に香川県東部で5年ぶりとなる有感地震が発生していた他(関連記事)、06月03日には地震活動がそれほど活発ではない徳島県南部で3連発が記録されており(関連記事)、05月21日には岡山県北部で1年2ヶ月ぶりの揺れが観測されていた、といった具合だ(関連記事)。

これらの地震が南海トラフ巨大地震の前触れという意味合いで起きている地震だとすれば、昭和東南海地震(1944年・M7.9)の前年にM7.2の鳥取地震が、また1941年には日向灘でM7.2の地震がそれぞれ発生していたように関連震源での強い地震が起きる可能性も否定は出来ない。

今回の震源について言えば、すぐ近くでは1930年にM6.1を引き起こしていた事例もあるとされていることから、大阪府北部に続く内陸直下型の地震にも警戒は必要だろう。

そして最も注意すべき南海トラフでは過去20年間観測されていない地殻変動が見られたと06月26日に発表されたばかりであり(関連記事)、万一への備えを欠かすべきではない時期に入っていると言えそうだ。
 


 

※画像はHi-netより。


「地震ニュース」では地震の分析と過去データからの予測・前兆情報を全てオリジナル記事でご提供。新着記事配信登録でいち早くどうぞ。


follow us in feedly

読者アンケートにご協力下さい。読者アンケート
現在の予測情報はメインメニューから「地震予測カレンダー」を参照して下さい。

当サイトの著作物は無断転載・使用を固く禁じています。またリライトと判断される行為についても固くお断り致します。各種Webサイト・掲示板・動画・スマートフォンアプリなど形態を問わず権利侵害行為に対しては著作権法及びその他の法に基づき厳正に対処します。「無断転載禁止」をご覧ください。


Pocket

-国内地震, 発生地震
-, , , ,