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2018年06月26日静岡県西部で地震、同一震源ではその後東海・伊豆で震度6弱含むM6以上3連発

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06月26日の22:36に静岡県西部でM3.4・震度1の地震が発生した。静岡県西部では2018年に入り地震発生数が増加中である。また今回と同一震源が揺れた事例ではその後東海・伊豆で震度6弱を含むM6以上が3連発した事例があり、伊豆・小笠原方面への注意レベルを上げる必要がありそうだ。

2018年に地震増加中の静岡県西部で

静岡県西部で有感地震が観測されたのは06月14日のM3.4・震度3以来12日ぶりで、2018年としては今回が9回目の揺れであった。

その意味では特に珍しいとは言えない地震であるようだが、静岡県西部では2018年に入ってから地震が急増しているのだ。

2014年 05回
2015年 11回
2016年 02回
2017年 07回
2018年 09回(06月26日まで)

東海・東南海にも近い場所である静岡県西部が今年に入って地震を頻発させていること、今回の震源が1707年の南海トラフ巨大地震として知られる宝永地震(M8.6)の震源域に含まれていることを知っておくべきだろう。

同一震源ではその後東海・伊豆で震度6弱含むM6以上3連発

また、今回の地震について知っておきたい点がもうひとつある。今回の震源位置は「北緯34.7度/東経137.8度・深さ約30km」であったが、この場所が過去に揺れていた事例は1回のみ。

2009年05月25日のM4.6・震度3であったが、この後に気になる地震が起きていたのだ。

まず翌日の05月26日に小笠原諸島西方沖でM5.2・震度1が発生すると、その2ヶ月後に震度6弱を含むM6.5以上の地震が数日間の間に東海・伊豆において連発していたのである。

2009年08月09日 M6.9 震度4  東海道南方沖
2009年08月11日 M6.5 震度6弱 駿河湾
2009年08月13日 M6.5 震度5弱 八丈島東方沖

更に今回の震源位置と緯度・経度は同一ながら深さが今回の30kmに対し約20kmの地点で起きていた事例もひとつ確認されているが、この時もその後伊豆・小笠原で強い地震が起きていたのだ。

これは2014年04月19日に今回と同緯度・同経度で深さ20kmという静岡県西部の震源がM2.6・震度1の規模で揺れた際のことで、その後06月にかけて3回のM6オーバーを含むM5以上が伊豆・小笠原で立て続けに起きていたのである。

2014年05月03日 M5.9 震度2  硫黄島近海
2014年05月05日 M6.2 震度5弱 伊豆大島近海
2014年05月18日 M5.0 震度1  硫黄島近海
2014年05月28日 M5.0 震度2  八丈島東方沖
2014年06月28日 M5.3 震度1  硫黄島近海
2014年06月29日 M6.2 震度3  硫黄島近海
2014年07月01日 M6.1 震度1  小笠原諸島西方沖

専門家も伊豆・小笠原方面を指摘

伊豆・小笠原方面への注意が必要であるのは専門家からも指摘されている。06月18日に大阪府北部でM6.1・震度6弱が発生した際に琉球大学の木村政昭名誉教授が一連の内陸地震について「伊豆-小笠原で予想される震源域からのエネルギーによるもの」と述べている他(関連記事)、村井俊治東大名誉教授もGW明けにメディア上で南関東を指して3ヶ月以内に震度5以上、と予測した際の範囲にも伊豆が含まれているのだ(関連記事)。

また東京湾にクジラが入り込んだとして連日テレビでも話題になっているが(関連記事)、珍しい動物が東京湾に入り込んだ直後に小笠原で大地震が起きていた事例もある。2015年05月下旬に東京湾にシャチが出現した数日後、小笠原諸島西方沖でM8.1という深発の巨大地震が発生したのである。

こうした点からも伊豆・小笠原での強い地震に注意が必要だろう。
 

※画像は気象庁より。


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