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2018年06月28日未明にも揺れで前日から5回、再度活発化の房総半島地震最新状況

2018/07/03

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06月11日に地震調査委員会がスロースリップの発生と地震への注意を喚起して以降、2度の6連発など活発な地震活動を見せている房総半島沖で06月27日に4回の地震が連続して発生、28日の未明にも千葉県東方沖でM3.4・震度2を観測するなど再び警戒が広がっている。

再び活発化し始めた房総半島沖での地震活動

房総半島沖に対しては06月11日に地震調査委員会が「今後の地震活動に注意して欲しい」と警戒を促しており(関連記事)、その翌日には早くも千葉県東方沖でM4.9・震度3が発生したことから地震への懸念が一気に高まった。

その後06月14日と16日にそれぞれ千葉県を震源とする地震が6連発するなど地震調査委員会の注意喚起を裏付ける揺れが相次いでいたが、06月21日に3回の地震が起きて以降、06月25日の夜まで有感地震は発生していなかった。

ところが、06月25日と26日に千葉県南部で再度地震が発生、特に06月26日19:46の地震が震度4と強い揺れを伴っていたこと、そして06月27日の未明から早朝にかけて4回の地震が相次いだことから、房総半島沖での地震に対する不安が高まっている。

上記は房総半島沖での地震活動が再度活発化しはじめた06月25日朝から06月28日朝までの震源をマッピングした図である。

左:06月25日06:30~06月26日06:30
中:06月26日06:30~06月27日06:30
右:06月27日06:30~06月28日06:30

06月25日に千葉県南部で発生したオレンジ色の地震が06月26日にM4.4・震度4に発展、06月27日に沖合の千葉県東方沖に移動しつつあるように見え、06月28日の未明02:58にも千葉県東方沖でM3.4・震度2が起きている。

06月11日以降に発生した千葉県での有感地震(関連記事

06月12日05:09 M4.9 震度3 千葉県東方沖(関連記事
06月14日07:14 M3.8 震度2 千葉県北西部(関連記事
06月14日10:39 M3.5 震度2 千葉県南部
06月14日12:07 M3.2 震度2 千葉県南東沖
06月14日17:49 M3.2 震度1 千葉県東方沖
06月14日19:04 M4.1 震度3 千葉県南部
06月14日19:31 M2.7 震度1 千葉県南部
06月16日11:09 M4.5 震度4 千葉県南部(関連記事
06月16日11:16 M3.4 震度2 千葉県南部
06月16日11:22 M4.3 震度3 千葉県南部
06月16日11:50 M3.2 震度2 千葉県南部
06月16日14:34 M3.2 震度1 千葉県東方沖
06月16日15:45 M3.0 震度2 千葉県南部
06月17日11:32 M2.7 震度1 千葉県東方沖
06月19日01:04 M2.8 震度1 千葉県東方沖
06月19日13:29 M4.1 震度2 千葉県北西部
06月21日04:41 M3.2 震度1 千葉県東方沖
06月21日15:53 M4.0 震度3 千葉県南東沖(関連記事
06月21日19:18 M3.5 震度2 千葉県南東沖
06月25日22:32 M2.7 震度1 千葉県南部
06月26日19:46 M4.4 震度4 千葉県南部(関連記事
06月27日04:16 M4.2 震度3 千葉県東方沖
06月27日04:39 M2.5 震度1 千葉県東方沖
06月27日06:47 M2.8 震度1 千葉県南部
06月27日07:59 M2.9 震度2 千葉県南部
06月28日02:58 M3.4 震度2 千葉県東方沖

M6クラスに要注意

では、今後強い地震が起きる恐れはあるのだろうか。

まず知っておきたいのはEPRC JAPAN(一般社団法人地震予兆研究センター)が06月25日に公開した配信レポートの中で、千葉東方沖におけるM6クラス(最大震度4)発生の可能性を予測している点だ(関連記事)。

レポートでは06月25日までにとされてはいたが、房総半島沖でその後地震活動が高まりを見せているだけに、念の為留意しておきたいところだろう。

そしてEPRCが06月26日に公開したレポートの中には、更に注目すべき場所における変化に言及されているのだ。

南海トラフで過去20年見られなかった地殻変動が生じているとして通常は公開していない全ページを事前の注意喚起としてWebサイト上に公開したことから大きな関心を呼んでいるレポートだが(関連記事)、「関東・中部・東海」のセクションでは「相模トラフ~駿河トラフ周辺」で2週間以内にM6クラス(最大震度4)発生の可能性が高いというのである。

房総半島南部の地殻変動方向が「先週までの南東方向から、最新週では北西方向に反転」していると言い、相模トラフが房総半島の南側を東西に伸びる位置にあることや1923年の関東大震災を引き起こした場所であることに照らすと、無視出来ない指摘と言えるだろう。

更に房総半島南部には活断層も存在している。房総半島南部の東西に走る「鴨川低地断層帯」は平均活動時期、最新活動時期ともに「不明」とされることから30年地震発生確率も「不明」だが、M7.2程度の地震が起き得るとされているのだ。

M7クラスはさておき、M6クラスは前回のスロースリップの時期にも発生していたことから十分に注意しておく必要があるだろう。2014年01月に千葉県東方沖でスロースリップが発生した際、02月11日に房総半島南方沖でM5.6・震度3が起きていたのである。
 


 

※画像はHi-netより。
関連URL:【EPRC】一般社団法人地震予兆研究センター:2018年6月25日配信レポート


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