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2018年07月02日青森県東方沖で震度4が発生、周辺震源が抱える2つの懸念と大地震の可能性

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07月02日の02:27に青森県東方沖でM4.8・震度4の地震が発生した。東北地方北部に存在している2つの懸念と青森県東方沖での大地震を指摘する専門家の意見とは。

2017年比で顕著に増加している震度4以上

日本国内で震度4以上の地震が観測されたのは06月26日の千葉県南部M4.4・震度4以来6日ぶりのことで、2018年としては32回目。

2017年に32回目の震度4が起きていたのが2017年09月27日の岩手県沖M6.0・震度4であったことに照らせば、2018年は強い地震が前年より多い傾向にあることが顕著と言って良い状況だ。

また青森県東方沖としての有感地震は06月29日のM4.1・震度1以来3日ぶりで2018年としては今回が11回目。青森県東方沖で震度4以上を記録した地震としては01月24日のM6.2・震度4以来であった(関連記事)。

上記は東日本大震災以降、東北地方北部から北海道南部にかけての一帯で発生した今回と同規模以上の震源をマッピングした図で、今回の地震がオレンジ色で、そして01月24日のM6.2が水色でそれぞれ示されている。

今回の地震を東北地方太平洋側における強い地震として捉えるならば、過去データが注意を発していた。

スロースリップで地震が多発している房総半島沖(関連記事)で06月14日に地震が6連発した際、千葉県における複数の震源が同一日に揺れていた事例を調べたところ、その後東北地方でM6クラスや震度4以上が起きていたケースが複数見られていたのだ(関連記事)。

この点からは予測の範囲内だったとも言える今回の震度4だが、今後についてどのような点に留意しておけばよいのだろうか。

東北地方太平洋側北部が抱える2つの懸念

今回の地震を引き起こした青森県東方沖は地震活動が活発な場所として知られるが、東北地方の北部という意味では2つの点から強い地震への備えが必要だと言えよう。

東日本大震災の震源域南北に残っていると言われるいわゆる「割れ残り」がM8クラスの最大余震に繋がる可能性と、2017年12月に地震調査委員会が発表した千島海溝沿いM9クラス(関連記事)の影響を受ける可能性だ。

まず前者についてだが上記の図を見ると青森県の太平洋側では岩手県との県境付近(赤色のライン)を境に、その北側では強い地震の空白地帯が生じていることがわかる。

M9.0という超巨大地震だった東日本大震災による最大余震が未だM7台前半に留まったままであることから、岩手・青森間と茨城・千葉付近という大震災の震源域南北におけるM8クラス発生への懸念は拭えていない。

また後者については北海道における大地震による直接の影響のみならず、青森県東方沖への地震活動の波及も考えておく必要がある。1968年の十勝沖地震(M7.9)の際にはそのわずか10時間後に青森県東方沖でM7.5の地震が起きたという事例もあるためである。

青森県東方沖での大地震指摘する専門家も

東日本大震災の影響による強い地震も、北海道における巨大地震も、直近の話ではないようにも思えるため具体的な備えには結びつきにくいかもしれない。

だが、青森県東方沖における強い地震の発生が迫っていると考える専門家もいる。

2018年03月下旬のポストセブン「AI地震予測が示した『大地震』最警戒エリア」という記事の中で東京大学の村井俊治名誉教授が最も警戒すべき「レベル5」の中に「青森県の一部」を加えていた他、2018年02月には琉球大学の木村政昭名誉教授が「青森県東方沖」を挙げて大地震の発生に言及していたのだ。

これはFLASHが01月下旬に噴火した白根山に関連して火山の噴火について扱った記事の中で発言していたもので、木村名誉教授は噴火と地震との関係を指摘し、このように述べていた。

SmartFLASH「木村氏が大地震の可能性を指摘するのは、北海道東方沖と青森県東方沖、伊豆諸島沖、日向灘南部沖の4カ所。」

これらの意見を裏付けているとも言えるのが、2017年03月にNHKも報じていた三陸沖北部におけるM8クラス地震の発生間隔短縮の指摘だ。

東北大学などの研究グループがGPSや海底水圧計のデータから解析したところ、三陸沖北部の海底ではプレート境界がほとんどずれ動いておらず歪みを溜め続けていると見られることが判明、当時のNHKの報道によると東日本大震災の影響によって「およそ8ヶ月間に5年分に相当する歪みが溜まり、地震の発生間隔が4年以上短くなった可能性がある」というのだ。

およそ100年ごとに起きているとされる三陸沖北部におけるM8クラス巨大地震が前回発生したのは上記でも触れた1968年の十勝沖地震であったが、既に50年経過していることから、東日本大震災の影響によって発生間隔が短縮しているとすれば、次の地震が迫りつつある状態であるという認識を持っておくべきだろう。
 

※画像はUSGSより。
関連URL:【SmartFLASH】兆候ナシの火山も危険「どこで噴火してもおかしくない」と専門家 【ポストセブン】AI地震予測が示した「大地震」最警戒エリア


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