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2018年07月04日群馬県太田市で井戸が枯渇、同時期に埼玉県秩父市でも


 
2018年07月03日に群馬県太田市の観光名所、長楽寺の池が井戸水の枯渇が原因で干上がっているとしてテレビが報じているが、同時期に埼玉県秩父市でも井戸の枯れが起きていた。これらは関東地方への警鐘なのだろうか。

群馬県太田市で井戸の枯れ、同時期に埼玉県でも

これは池の底が竜宮に通じているという伝説を持つ群馬県太田市の長楽寺で井戸水が枯渇したことにより池が干上がっているとテレビ朝日がニュースとして伝えているもの。

報道の焦点は寺の境内が国の保護する史跡に指定されているため新たな井戸を掘るといった工事に国の許可が必要であることからまだ目処が立っていない、という部分にあったが、井戸の枯渇が地下の異変によるものである可能性は否定出来ない。

群馬県では大阪府北部震度6強の前日、06月17日にM4.7・震度5弱が起きていたばかりのタイミングであることから関連を疑う声が出そうだが、長楽寺で池の水位が下がり始めたのは2017年10月で、池の底が露出したのが年末だったという。

従って06月17日の地震と関連があったかどうかについて定かではないが、2017年秋からの現象だとするならば、それほど離れていない別の場所でも井戸の低下が起きていたことを想起しておく必要がありそうだ。

太田市から南西方向に深谷市を挟んで位置する埼玉県秩父市でも、2017年12月から有名な井戸の湧き水が枯れたとして3月に現地紙が報じていたのである。
 

数ヶ月後に大地震起きるケースも

井戸の水位変化が地震の影響によっても起こり得ることは既によく知られており、1946年の昭和南海地震の数日前から直前にかけても紀伊半島から四国の太平洋沿岸部で井戸の水位低下や水涸れがあったとされている。

南海トラフ巨大地震であった可能性のある1707年の宝永地震の際にも、道後温泉で井戸が温泉などと共に枯渇したとされており、最近でも2016年の熊本地震後に熊本市の水前寺成趣園で池の水が干上がったり南阿蘇村の水源が枯れたといった現象が起きていた他、2016年10月21日の鳥取県中部M6.6の際にも井戸から温泉が溢れ出たと報じられていた。

大地震との関係としてはこれらのように直前・直後の異常現象に注目しがちだが、実は井戸の水位変化から数ヶ月以上経過した後に強い地震が起きるケースも有るのだ。

2016年11月にM7.8の大地震が発生したニュージーランドでは約半年前の4月に川が干上がっているとして話題になっていた。

また2016年06月に炭酸水が湧き出ることで有名な福島県の井戸で水位低下と報じられた際にはその5ヶ月後、2016年11月22日に福島県沖でM7.4の大地震。

関係があると言い切ることは出来ないが大阪府北部震度6弱の1年前、2017年05月には奈良県の神社で井戸の水位が低下したため給水を停止したとの報道もあった。

こうした事例に照らすならば、2017年10月から始まったという群馬県太田市での池の水位低下やほど近い埼玉県秩父市で2017年12月に生じた井戸の枯れによる影響が今後表れる可能性も否定は出来ない。
 
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