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2018年07月06日カムチャッカ半島付近M6.1の類似地震で北海道大地震の例も


 
2018年07月06日の日本時間10:40にカムチャッカ半島付近でM6.1の地震が発生した。この付近において類似条件で起きた地震後には、いずれのケースでも北海道でM5を超える規模の地震が複数回発生していたことがわかった。

カムチャッカ半島付近における今回のM6.1を示しているのが上記オレンジ丸印だが、水色で示した比較的近い場所では1952年にM9.0という超巨大地震・カムチャッカ地震を引き起こしたこともある。

上図の通り千島海溝沿いではこれまでに無数のM6以上が発生してきたが、今回の震源の深さは79.8km。この前後にあたる深さ50~100kmで今回の震源に近い場所で起きていた過去の地震6例についてその後の揺れを調べてみると、いずれのケースでも2ヶ月以内に複数回、北海道でM5以上の地震を記録していたことがわかった。

1953年03月には十勝地方南部M5.8など3回、1954年には日高地方中部M5.9など6回、1955年の際には釧路沖M5.8など2回、1957年の時は北海道東方沖M5.4など4回、といった具合である。

場所を問わないならば日本国内におけるM5以上の発生頻度に照らせば複数回の発生は驚くに値しないが、いずれも北海道であったことに加え、6例中2例ではM7を超える大地震につながっていた点が注目される。

1992年と1993年の事例で、1992年の際にはカムチャッカ半島付近でM6.1が起きてから約1ヶ月後に釧路沖でM7.5・震度6弱の釧路沖地震が発生。また1993年にはカムチャッカ半島付近でM7.5が起きると約1ヶ月後にM7.8・震度5弱の北海道南西沖地震が発生していたのだ。

こうした点からは今後北海道方面への影響が懸念されるが、過去データからも北海道での強い地震のシグナルは既に出ている。

04月14日にM5.4、04月24日にM5.3と根室半島南東沖でM5を超える規模の地震が連発した際に紹介していたが、同震源での連発は1968年の十勝沖地震(M7.9)や1982年の浦河沖地震(M7.1)の前にも見られていたのである。
 
※画像はUSGSより。