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2018年07月08日十勝地方中部で約2年ぶりの地震、釧路沖地震の前にも揺れていた場所で

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07月08日の18:38に十勝地方中部でM3.3・震度1の地震が発生した。深さが110kmであったとは言えM8.0を引き起こす可能性がある十勝平野断層帯付近で起きた地震であり、同緯度・同経度での地震は過去に北海道における地震を連発させたこともあった。

十勝地方中部で有感地震が観測されたのは2016年09月21日のM3.4・震度2以来およそ2年ぶりのことで、過去90年間に起きてきた地震数が約180回と少ないことから、比較的珍しい震源が揺れたと言えそうだ。

今回の震源は十勝平野断層帯の主部に近い場所だったとみられる。十勝平野断層帯主部は17,000年~22,000年程度の平均活動間隔と考えられており、M8.0程度という非常に強い地震を引き起こす恐れがある。

30年発生確率は0.1~0.2%と高くはないが、最新の活動時期については「不明」とされていることから、今後の地震活動には注意が必要だ。

とは言え、今回の震源は深さが約110kmと深かったため、M8.0という数字についてはそれほど気にする必要はなさそうだ。

ただし、強い地震も起き得るという点については認識しておくべきだろう。というのも2013年02月02日には十勝平野断層帯主部の南端付近、深さ約120kmの地点でM6.5・震度5強という強い揺れを引き起こした事例もあるためである。

次に今回の震源位置「北緯42.9度/東経143.4度」について見てみよう。今回の震源の深さは前述した通り約110kmであったが、「北緯42.9度/東経143.4度」における深さ100km前後ではこれまでに2回、有感地震を発生させている。

2004年08月27日のM3.7・震度1(深さ約90km)と2009年06月14日のM3.0・震度1(深さ約120km)であるが、このうち、2004年の事例ではその後、北海道で強い地震が相次いでいた。

十勝地方中部での地震から2週間後に十勝地方南部でM5.2、そしてその3日後に千島列島でM6.0。更にその後、11月29日にはM7.1の釧路沖地震、12月06日にも根室半島南東沖でM7.0と大地震が連発していたのである。

2004年08月27日 M3.7 震度1 十勝地方中部
2004年09月10日 M5.2 震度3 十勝地方南部
2004年09月13日 M6.0 震度1 千島列島
 

※画像は気象庁より。


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