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2018年07月16日日高地方東部で11ヶ月ぶり地震、目立つ北海道での珍しい地震


 
2018年07月16日の02:13に日高地方東部でM4.9・震度4の地震が発生した。日高地方東部としては11ヶ月ぶりの有感地震であったが、北海道周辺では最近、比較的珍しい地震が目立っている。今後のポイントは。

日高地方東部で11ヶ月ぶりの有感地震

日本国内で震度4以上を観測したのは07月07日の千葉県東方沖M6.0・震度5弱以来9日ぶりで、7月としては02日の青森県東方沖M4.8・震度4を含め3回目の強い揺れであった。

日高地方東部で有感地震が発生したのは2017年08月27日のM3.8・震度2以来およそ11ヶ月ぶりのことで、約90年間に300回超の地震を記録してきたペースに照らせば、約11ヶ月ぶりというのは少々間隔をおいての地震だったと言える。

今回の震源位置「北緯42.3度/東経143.0度・深さ約60km」は日高地方東部としては珍しくない場所である。

この震源位置が初めて揺れた2004年05月以降、日高地方東部では75回の有感地震を観測してきたが、そのうちの過半数である48回もが今回の「北緯42.3度/東経143.0度・深さ約60km」の地点なのだ。

従って震源位置について特筆すべき点はないが、強いてあげればこの「北緯42.3度/東経143.0度・深さ約60km」において震度4以上を記録したのは今回が初めてだったという点だろう。

過去には震央名こそ十勝地方南部と異なってはいるものの、今回の震源から比較的近い場所で1987年01月14日にM6.6・震度5弱という強い地震が起きた例もある。
 

目立つ北海道周辺での珍しい地震

2017年12月に地震調査委員会が千島海溝沿いでM8.8の超巨大地震が切迫している可能性があると発表した北海道では強い地震への懸念が燻っているが、確かに最近、特徴的な地震が目立っているようだ。

05月05日には内浦湾で1年7ヶ月ぶりの地震05月18日の釧路沖は9年ぶりのM5.5超え05月23日の青森県津軽北部も1年7ヶ月ぶりであったし07月08日に起きたばかりの十勝地方中部M3.3も2年ぶりの有感地震だったなど久しぶりに揺れるケースが増加傾向にあるのである。そして今回の日高地方東部が11ヶ月ぶり。

また、今回の震源位置が初めて揺れたのが2004年05月であった点にも注目しておくべきだろう。というのもその前年、2003年09月26日に十勝沖地震(M8.0)が発生していたため、この影響で地震が起き始めた場所である可能性を否定出来ないためだ。

もう一つ、気になる点がある。上記で触れた07月08日の十勝地方中部M3.3を引き起こした震源位置では日高地方東部における今回の震源位置が揺れ始めた2004年にも揺れを記録していたが、この時、約2週間後に日高地方東部のすぐ北側に位置する十勝地方南部でM5.2・震度3が起きていた。

07月08日の十勝地方中部M3.3から今回の日高地方東部M4.9・震度4の流れと似た印象を受けるが、この時、十勝地方南部M5.2の3日後に千島列島でM6.0、そしてその3ヶ月後の2004年11月29日にはM7.1の釧路沖地震、12月06日には根室半島南東沖でM7.0と大地震が連発していたのだ。今後千島列島周辺でM6クラスが起きるようであれば、2004年を踏襲する形になる展開への警戒が広がるのかもしれない。
 
※画像は気象庁より。