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2018年07月19日長崎県北部で4年半ぶりの地震、佐賀県南部の12年ぶり発生後


 
2018年07月19日の02:10に長崎県北部でM2.3・震度1の地震が発生した。約4年半ぶりという珍しい有感地震であったが、周辺では07月09日に佐賀県南部が12年ぶりに揺れたばかりである。

長崎県北部で有感地震が観測されたのは気象庁震度データベースによれば2014年01月01日のM2.6・震度1以来4年半ぶりで、1923年以降でも今回がわずか5回目という少なさである。非常に珍しい場所が揺れたという点で注目を集めそうだ。

今回の震源は大村湾沿いと見られ、震源の深さも約10kmと浅かった。付近に目立った活断層は見当たらないが、今回の震源から北側に当たる佐賀県南部では07月09日に12年ぶりという有感地震が起きたばかり。

この時は1時間あまりの間に福岡県福岡地方でも有感地震が発生、警固断層帯との兼ね合いから注意が広がっただけに、九州北部で今回再び起きた珍しい地震の今後を見守った方が良いだろう。

長崎県について最近見られていた現象としては、06月23日に大村湾の南側に当たる長崎港で副振動が発生した、と海上保安庁が注意を促していたことが挙げられる。06月23日の午前、長崎港を中心に「顕著な海面昇降が発生しています」と発表していたもので、この時の高さと周期は「約110センチ約40分」とされていたのである。

今回の震源付近に目立った活断層は見つかっていないが、長崎県では雲仙断層群への警戒が必要だ。

30年予測によると雲仙断層群ではM7.3程度の大地震が30年以内に最大4%の確率で起きるとされており、2016年の熊本地震後である2016年05月に開かれた地震予知連絡会でも、雲仙断層群の名を挙げて地震が起きやすくなっている可能性がある、と指摘されていたのである。

この点からは今回、非常に珍しい地震を引き起こした長崎県北部やその周辺震源である「長崎県南西部」「長崎県島原半島」「有明海」「橘湾」といった場所が揺れるようであれば、注意レベルを高める必要があるだろう。尚、橘湾では2017年06月にM4を超える規模の地震が相次ぎ、この時の震度4は約30年ぶりであった。
 
※画像は気象庁より。