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国内地震 発生地震

2018年07月22日新潟県下越地方で2年半ぶりの有感地震、「新潟-神戸歪集中帯」との関連は

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07月22日の16:53に新潟県下越地方でM2.4・震度1の地震が発生した。新潟県と言えば大阪北部地震によって「新潟-神戸歪集中帯」として話題になったばかりである。

新潟県下越地方で有感地震が観測されたのは2016年01月13日のM3.1・震度1以来2年6ヶ月ぶりで、この点から言えばかなり珍しい地震が起きたということになるが、それ以上に注目すべきはもうひとつ前の地震が2010年05月11日のM2.9・震度1だったという点だろう。

東日本大震災でも沈黙を守り続けた新潟県下越地方が2016年01月、そして今回有感地震を起こしたのは今後の活動活発化を示唆しているのだろうか。

今回の震源位置「北緯38.1度/東経139.6度・深さ約20km」の地点でこれまでに有感地震が発生した例はなく、過去にも付近で強い地震が起きた履歴は見当たらない。

しかし、今回の震源の西側には新潟県の海岸線と並行して走る櫛形山脈断層帯が存在しており、この断層の30年地震発生予測は決して低くない。

櫛形山脈断層帯の平均活動間隔が約2,800年~約4,200年とされているのに対し、最新の活動時期は約3,200年前~2,600年前であることから、30年以内に0.3~5%という高い確率でM6.8程度の地震が起きる可能性があるとされているのだ。

07月20日と07月21日には新潟県中越地方でそれぞれM2.7・震度1とM2.5・震度1の地震が連発したタイミングであることや、07月20日には隣の富山県で過去4例しかないというクジラが目撃されたばかりであるなど(関連記事)新潟周辺に動きが見られているが、最近、北陸地方では地震活動が目立ちつつある。

05月10日に新潟県上中越沖で半年ぶりとなる地震が起きていた件や(関連記事)、その約10日前となる04月29日にも富山県西部で90年間に30回しか起きてこなかった珍しい地震であったこと、更には04月13日の新潟県上越地方M2.7・震度1も8ヶ月ぶりであったなど特徴的な地震が少なくないのだ(関連記事)。

付近では2004年10月23日に新潟県中越地震(M6.8)、2007年03月25日に能登半島地震(M6.9)、そして2007年07月16日にも新潟県中越沖地震(M6.8)など数年間に強い地震が相次いだが、1800年代には1828年の三条地震(M6.9)、1833年の羽前・羽後・越後・佐渡の地震(M7.5)の後、1847年に善光寺地震(M7.4)が起きたといった事例もある。

新潟といえば06月18日の大阪府北部地震において「新潟-神戸歪集中帯」が注目を集めたばかりであるだけに、今回の新潟県下越地方における2年半ぶりの地震が、「新潟-神戸歪集中帯」における活動の活発化を意味しているのかどうか、暫く時間をかけて見極める必要があるだろう。
 


 



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