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2018年07月25日熊本県熊本地方で震度4、熊本地震と同規模が再度起きる恐れとは


 
2018年07月25日の07:31に熊本県熊本地方でM4.4・震度4の地震が発生した。しばしば強い地震が起きている同震源だが、2016年の熊本地震と同規模の地震が再び起きる可能性も指摘されている。

熊本県熊本地方で今年2度目の震度4

日本国内で震度4以上の揺れを観測したのは07月17日の茨城県沖M4.8・震度4以来8日ぶりで、7月としては今回が5回目。2018年としては36回目であった。

また熊本県熊本地方での有感地震としては07月16日のM2.0・震度1以来9日ぶりで7月としては今回が6回目。震度4以上を記録した地震としては05月06日のM3.9・震度4以来2.5ヶ月ぶりのことだった。

今回の震源は2016年熊本地震でそれぞれ震度7を観測した04月14日21:26のM6.5と04月16日01:25のM7.3に近い場所だったとみられるが、詳細な位置関係については今後の分析が待たれる。

震源位置は「北緯32.7度/東経130.8度・深さ10km」とされており、この場所ではこれまでにも震度4以上の地震を度々引き起こしてきた。直近で震度4以上を記録していたのは2017年05月04日のM4.1・震度4で、2016年にも熊本地震から4ヶ月経った2016年08月09日にM4.0・震度4を観測していたことから、珍しい震源とは言えない場所だ。
 

2016年と同規模地震起きる可能性とは

熊本県熊本地方では震度4以上の強い揺れが2017年にも4回発生しており、2018年も今回が2回目と活発な地震活動が続いているが、今回の地震が与える影響について考える上では、最近になって強い揺れが今後も更に起きる可能性が指摘されている点について知っておく必要があるだろう。

熊本地震を引き起こした「布田川断層帯」「日奈久断層帯」の未破壊区域が依然として残っており、これが強い地震を引き起こす可能性が懸念を呼んでいるのだ。

2018年05月に熊本日日新聞が文部科学省と九州大学による調査結果と今後の留意点について九州大学地震火山観測研究センターの清水洋センター長の話を掲載していた。

それによると布田川断層帯の布田川区間では歪みエネルギーがほぼ完全に解消した一方で日奈久断層帯の高野-白旗区間では歪みが完全には解消しておらず、日奈久断層帯の南側では歪みが蓄積したままだというのだ。

こうした点から清水センター長は「近い将来、熊本地震と同程度の地震は再び起きる。その時期は前回の地震でより早まったと考えるべきだ」と述べ警鐘を鳴らしている。

この点を裏付けるように、30年地震発生確率では日奈久断層帯(日奈久区間)でM7.5程度の地震が「0~6%」、熊本県の海側にあたる日奈久断層帯(八代海区間)でM7.3程度の地震が「ほぼ0%~16%」という高い確率でそれぞれ予測されているのだ。
 
関連URL:【熊本日日新聞】布田川区間のひずみ、ほぼ解消 熊本地震の震源域を調査