180726-017tachibanawan

2018年07月26日雲仙断層群の橘湾で1年ぶり地震、周辺で4年半ぶり・12年ぶり続く


 
2018年07月26日の08:04に橘湾でM2.2・震度1の地震が発生した。橘湾での地震自体1年ぶりであったが、周辺では07月に入り珍しい地震が相次いでいる。雲仙断層群に含まれる震源であるため今後への注意が必要だろう。

橘湾で有感地震が観測されたのは2017年07月06日のM2.3・震度1以来1年ぶりであった。

橘湾ではこれまでに300回以上有感地震が起きてきたことや、震度4以上の強い地震も13回記録してきたことからそれほど珍しい地震とは言えないが、1年ぶりだったという点に加えて、周辺の震源でわずか数日前に4年半ぶりの地震が発生したばかりのタイミングであることから、長崎県における地震への注意レベルを高めておく必要もありそうだ。

数日前の地震とは07月19日の長崎県北部M2.3・震度1で、4年半ぶりであったという点以外にも1923年以来5回目という稀有な地震であったが、九州北部における珍しい地震は最近、これだけではない。

07月09日にもわずか1時間程度の間に福岡県福岡地方で1年4ヶ月ぶり、佐賀県南部で12年ぶりという地震がそれぞれ起きていたのである。

九州北部では福岡県の主要部に甚大な被害を与えると考えられている警固断層帯に注目が集まりがちだが、実は今回揺れた橘湾付近もM7.3の規模を今後30年以内に最大4%という高い確率で引き起こす可能性があるとされている。

雲仙断層群が存在しているためだが、この雲仙断層群は2016年の熊本地震によって「地震が起きやすくなっている可能性がある」と指摘されているのだ。

2016年05月の時点で地震予知連絡会の会合においていくつかの断層の名前が挙げられ地震が起きやすくなっている可能性への言及がなされていたが、雲仙断層群もそのうちの一つとされていた。

2018年06月にも西日本新聞が記事の中で雲仙断層群を指して地震発生確率の高さに触れたばかりであり、07月19日の長崎県北部における地震の際に橘湾をあげて「揺れるようであれば注意レベルを高める必要があるだろう」としていた通り、雲仙断層群での地震にも警戒しておく必要がありそうだ。熊本地震の震源近くでは07月25日にも震度4の地震が起きたばかりである。
 
※画像は気象庁より。