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2018年08月02日伊豆大島近海で2連続地震、伊豆・小笠原に警戒必要な理由は


 
2018年08月02日の12:04と12:11に伊豆大島近海でM2.5・震度1の地震が相次いで発生した。地震が少ないとは言えない伊豆大島近海だが、強い地震に注意しておくべき理由もある。

08月02日12:04 M2.5 震度1 伊豆大島近海
08月02日12:11 M2.5 震度1 伊豆大島近海

伊豆大島近海で有感地震が観測されたのは02月09日のM3.7・震度1以来およそ半年ぶりで、今回の地震は2018年としては3回目と4回目にあたる。

2017年には25回、2016年にも17回の有感地震が起きていたことに照らせば2018年は地震が少ない印象を与えるが、付近は安心するわけにはいかない状況でもあるのだ。

その理由のひとつは専門家が伊豆・小笠原における強い地震に注意を促している点だ。2018年03月の新燃岳噴火の際に「日向灘あるいは伊豆小笠原に想定される大地震の前兆の一つ」と指摘していた琉球大学の木村政昭名誉教授は、06月18日の大阪府北部M6.1の時にも「伊豆-小笠原で予想される震源域からのエネルギーによるもの」と述べていた。

ふたつ目は動物の異変である。06月下旬に駿河湾で水揚げされるサクラエビが過去30年で最低となる記録的な不漁と報じられた際に紹介したが、サクラエビが深海に生息するエビであることから過去の不漁時期における地震を調べたところ、伊豆で活発な地震活動が起きていたのである。

1980年の不漁の時には伊豆半島東方沖でM6.7・震度5弱を含む数百回の群発地震。1997年の事例ではその翌年にM5.9を含む伊豆半島東方沖での200回前後の有感地震。また1986年のケースでは伊豆大島の三原山が噴火し、伊豆大島近海でM6.0など複数の強い地震が起きていたのだ。

首都圏にも近い伊豆に対してはこれらの理由から地震への注意が必要だが、今回の震源は相模トラフにも近く、地震本部が30年予測で「プレートの沈み込みに伴うM7程度の地震(M6.7~M7.3)」については70%程度という高い確率を挙げている点も忘れるべきではないだろう。
 
※画像は気象庁より。