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2018年08月03日本州南方沖でM5.9の深発地震、前後に南海トラフでの強い地震発生していた例も


 
2018年07月28日の22:07に本州南方沖とみられる震源でM5.9の地震が発生した。深さ500kmを超える深発地震であったが、付近における類似事例ではその前後に南海トラフ関連震源が揺れていた例もあるのだ。

震源が547kmと非常に深い位置であったことから震度1以上は観測されておらず無感地震という扱いであるが、規模の大きさから周辺への影響が懸念される。

深さ500km以上という位置であるため南海トラフ巨大地震との直接的な関連は薄いとみられる。だが過去のデータとその前後に起きていた南海トラフ関連震源の動きを照らし合わせてみると、どうやら無関係と断じるのも難しいようなのだ。

上記は20世紀以降に発生した深さ500km以上、M4.5以上の地震をマッピングした図で、今回の地震はオレンジ色で示されている。

それほど数が多くないことから比較的珍しい地震であったことがわかるが、深さ500km以上という似た条件で起きてきたこれらの地震について、今回の震源付近で発生したものについてその前後を調べてみると、南海トラフから東海にかけての場所で強い揺れが観測されていたのだ。

2004年10月11日に深さ502kmでM5.3が発生した際にはそのわずか1ヶ月前、2004年09月05日に紀伊半島南東沖地震(M7.1とM7.4)が起きていた。また1987年07月19日に深さ501kmでM5.0が発生する4ヶ月前の1987年03月18日には日向灘でM6.6・震度5。

今回の震源付近が揺れた後に強い地震が起きていた例も複数確認されている。1988年07月10日に深さ506kmでM4.5の地震が観測されてから19日後に伊予灘でM5.1・震度3、また1979年06月28日に深さ512kmでM4.7の地震が発生した時には約2週間後の1979年07月13日に周防灘でM6.0・震度4が起きていた。

更に1983年10月31日に深さ507kmの位置でM5.0が発生した事例ではその2ヶ月後、1984年01月01日に三重県南東沖でM7.0・震度4という大地震に繋がっていたのである。

これらは今回の震源に近い場所における発生事例についてだが、上記の図で南側に一際大きな丸印が目立っているのがわかる。

1982年07月04日のM7.1(深さ536km)であったが、この時はどうだったかと言えばやはり9日後に東海道南方沖でM5.1、その4日後に三重県南東沖でM5.1の地震が発生していたのである。

南海トラフに関しては07月30日に伊勢湾で小規模な地震が起きた際に最近の活動活発化について紹介したが、07月下旬には村井俊治東大名誉教授の「週刊MEGA地震予測」が「南海・東南海地方」を要注意から要警戒にレベルアップさせたばかりである。
 
※画像はUSGSより。