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2018年08月05日皆既月食後にやはり起きたインドネシアM7.0で日本でも大地震発生の可能性


 
2018年08月05日の日本時間20:46にインドネシアでM7.0の大地震が発生した。07月28日の皆既月食直後という点から注目されるが、それだけではない。付近における過去事例ではその後日本での大地震に繋がっていた例が少なくないのだ。

やはり起きた皆既月食後の強い地震

2018年に起きたM7.0以上の大地震としては02月26日のパプアニューギニアM7.5以来約半年ぶりで、2018年としては今回が6回目である。

M7を超える地震は2016年に16回、2017年にも13回であっただけに、8月に入ってからの2018年6回目、2月以来の半年ぶりという今回の地震を契機に2018年後半の地震活動が不安視されることになりそうだ。

インドネシアM7.0を考える上でまず思い起こすべきは07月28日の皆既月食直後のタイミングで起きた地震だったという点である。

既に紹介している通り2010年以降に発生してきた皆既月食8回の全てにおいて、前後2週間以内にM7以上の大地震が起きていたからだ。

今回のインドネシアM7.0も皆既月食から8日後であることから、皆既月食前後のタイミングで「やはり」大地震が起きたという意味では十分に想定内だったと言えよう。
 

付近の事例ではその後日本での大地震も複数

今回のインドネシアM7.0は07月29日に発生したM6.4と震源の位置がほぼ同じと言っても差し支えない場所であり、M6.4が前震だった可能性は否定できない。

東日本大震災、熊本地震共に前震から本震への間隔が約2日であったことから2日程度後の本震に関心が集まりがちな日本では、1週間前後経過してから本震が起きることもあり得る、という認識につなげておくべきだろう。

さて、07月29日のM6.4の際に、インドネシアで似た条件の地震が起きた後には伊豆・小笠原海溝沿いのM6以上に注意としていたが、今回のM7.0大地震を受けて、これまでに周辺で発生したM7以上について調べてみると、その後3ヶ月以内に日本でもM7.0を超える大地震が起きるケースが多かったことがわかった。

今回の震源付近において、類似条件となる深さ30km以下のM7以上8事例について見てみると、8事例中6事例において、3ヶ月以内に国内大地震が発生していたのだ。

1921年09月11日のインドネシアM7.6から3ヶ月後には千葉県でM7.0の龍ケ崎地震。1994年06月02日のインドネシアM7.8の1.5ヶ月後には日本海中部でM7.3。また1992年12月12日のインドネシアM7.8の1ヶ月後、1993年01月15日にはM7.5・震度6弱の釧路沖地震がそれぞれ起きていた。

M8を超える巨大地震が観測された事例もある。1952年02月14日のインドネシアM7.0の際にはその約半月後にM8.2という十勝沖地震が発生していたのである。

インドネシアM7.0以上の直後のタイミングで起きていた例もある。2004年11月12日にインドネシアでM7.5が発生すると17日後に釧路沖でM7.1・震度5強、その1週間後に今度は根室半島南東沖でM7.0・震度5強という強い地震が起きていた。

更に1927年の事例ではわずか4日後に日本国内で被災地震が記録されている。03月03日にフロレス海でM7.1が発生すると、03月07日に3,000人近い死者を出した北丹後地震が起きていたのである。

皆既月食前後2週間の間に複数回のM7超えが発生した例もあることから日本国内での強い地震への警戒はまだ必要だが、それに加えて今後3ヶ月以内に国内M7以上の可能性があることを念頭に置いておくべきだろう。
 
※画像はUSGSより。