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2018年08月08日巨大津波の恐れある三陸沖アウターライズでM5.3・震度3の地震が発生


 
2018年08月08日の00:13に三陸沖でM5.3・震度3の地震が発生した。8月に入り初めてのM5超えであったが、今回の地震に関してはそれ以上に注目すべき特徴がある。いずれ発生すると考えられているアウターライズ地震の領域であったためだ。

三陸沖アウターライズ領域でM5超え

日本国内でM5を超える地震が起きたのは07月31日の福島県沖M5.4・震度4以来8日ぶりで、8月としては初めて。

今回の震源である三陸沖では08月06日の07:50にもM4.4・震度1の地震が観測されており、東日本大震災が発生した場所として知られていることから「またか」と思う人も多いだろうが、実は08月に起きた今回含め2度の地震は04月以来およそ4ヶ月ぶりなのだ。

2018年に入ってからは04月12日・13日のM4.7・震度2とM4.5・震度1以来、08月06日のM4.4まで有感地震は記録されておらず、あまり揺れない場所で地震が起きたという意味では少し注目しておく必要があるだろう。

ただし、今回の地震に関してはそれ以上に目を向けるべき特徴がある。アウターライズ領域における地震だったためだ。
 

「いずれ起きる」巨大津波伴うアウターライズ地震

アウターライズ領域における地震については東日本大震災の発生後にメディアが盛んに取り上げていたが、東日本大震災とセットで起きると考えられている巨大津波をもたらす恐れの強い地震を指している。

海側の太平洋プレートが陸側の北米プレートに潜り込む過程で、北米プレート側が跳ね上がることにより発生したと考えられている東日本大震災によって、今度は海側の太平洋プレートが潜り込みやすくなるために引っ張られ起きる大地震がアウターライズ地震である。

事実、1896年の明治三陸地震(M8.5)の37年後、1933年にアウターライズ地震である昭和三陸地震(M8.1)が発生、30m近い大津波によって3,000名以上の死者が出ている。

このアウターライズ地震がここ数年の間に起きる可能性については専門家も否定していない。2016年08月に巨大地震の警戒エリアについて日刊大衆で語っていた武蔵野学院大学の島村英紀特任教授は「今後、数年以内に同じエリアでアウターライズ地震が発生することは否定できません」と述べていた。

気になるのは2017年後半以降、東北地方太平洋側におけるアウターライズ地震が目立っているのだ。

震度1未満の無感地震ではあったものの、2018年02月にも三陸沖でM5.3が発生していた他、2017年09月から11月にかけて5回ものアウターライズM5クラスが起きていたのである。

いずれ発生するアウターライズM8クラス巨大地震の領域における動きとして捉えれば、今回の地震を単なるM5.3・震度3のよくある地震として考えるべきではない、と言えるだろう。
 
※画像はUSGSより。東日本大震災以降の深さ20km以下・M5以上地震。
関連URL:【日刊大衆】日本全国「巨大地震」“要警戒エリア”をリサーチ!