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2018年08月07日~08日にかけて択捉島南東沖で中規模地震が3連発、巨大地震と同様の深さで


 
2018年08月07日から08日の夜にかけて、択捉島南東沖でM4~M5クラスの地震が3回発生している。これらについて懸念されるのは、付近で起きてきた過去の大地震、巨大地震と似た深さである点だ。

これは08月07日の夜と08月08日の夕方から夜にかけて、択捉島南東沖で震度1未満の無感地震ながらM4.2~M4.9の規模の地震が3回発生しているというもの。

08月07日18:16 M4.2 択捉島南東沖(深さ35.0km)
08月08日17:26 M4.8 択捉島南東沖(深さ41.4km)
08月08日20:19 M4.9 択捉島南東沖(深さ19.6km)

択捉島南東沖では07月24日にM5.0・震度2が観測されていたが、この時の震源の深さは約140kmと深く、今回の震源の深さ(19.6km~41.4km)とは異なっている。

前回の震源より浅い場所で起きた3回の地震について注目すべきは、択捉島南東沖でこれまでに発生してきたM7を超える大地震の多くが今回と同様の深さであったという点だ。USGSが記録している今回の震源付近で起きてきた大地震。

1937年02月21日 M7.4(深さ30.0km)
1958年11月07日 M8.3(深さ35.0km)
1958年11月13日 M7.0(深さ35.0km)
1963年10月12日 M7.0(深さ37.5km)
1963年10月13日 M8.5(深さ35.0km)
1965年06月11日 M7.0(深さ40.7km)
1978年03月25日 M7.6(深さ33.0km)
1995年12月04日 M7.9(深さ33.0km)

択捉島沖地震と言われる、1958年11月07日と1963年10月13日の共にM8を超える巨大地震も今回の地震とほぼ同じ深さで起きていたのである。

千島海溝沿いに対しては2017年12月に地震調査委員会がM9クラスが切迫している可能性に言及、国内で最も警戒すべき場所のひとつとして認識されているが、択捉島付近に対しても30年地震発生予測によると「色丹島及び択捉島沖 M7.7~M8.5前後」が60%程度、「ひとまわり小さいプレート間地震 M7.5程度」が90%と非常に高い確率となっている。

26時間の間に3回のM4~M5が相次いだ択捉島南東沖では、M8を超える規模の巨大地震と同様の深さだったという点からも今後の動きを注視すべきだろう。
 
※画像はUSGSより。