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2018年08月09日有明海で2度の揺れ、長崎県北部や橘湾に続く雲仙断層群付近でまた地震


 
2018年08月09日未明、有明海で共に震度1ながらM2.9とM2.8の地震が相次いで発生した。今回の震源付近に走る雲仙断層群の近くでは最近地震が相次いでいる。

08月09日01:07 M2.9 震度1 有明海
08月09日01:18 M2.8 震度1 有明海

有明海における有感地震としては05月17日に2度起きたM2.0・震度1とM2.4・震度1以来およそ3ヶ月ぶりであり、2018年としては今回が4回目と5回目。

2017年にも20回の有感地震を観測していたことから珍しいとは言えない地震であったが、有明海に関しては2016年の熊本地震以降、地震活動が急増している震源であるという点にまず注目しておく必要がある。

2001年から2015年まで各年とも0~5回程度しか有感地震が起きてこなかった有明海では、2016年に51回、2017年に20回と地震回数が跳ね上がっているのである。

2016年をピークに徐々に減りつつあるとは言え、熊本地震以降に有明海で発生した最大規模の地震が2016年04月28日のM4.7・震度4とそれほど大きくないことから、近い将来強い地震が起きる恐れは否定出来ない。

というのも、周辺の活断層を大きく刺激した熊本地震の影響で、周囲の断層が動きやすくなっていると指摘されているためだ。

そして今回の震源付近には地震が起きやすくなっているとされる断層の一つである雲仙断層群が存在している。

雲仙断層群は30年予測でM7.1~M7.3程度の地震が最大4%という高い確率で発生すると考えられているが、今回の有明海における2度の地震に目を向ける理由はそれだけではない。

付近では07月26日に橘湾で1年ぶりの、07月19日には長崎県北部で4年半ぶりの地震がそれぞれ起きたばかりであるからである。

07月以降相次いで揺れている長崎県北部、橘湾そして今回の有明海における震源の深さが全て10kmであることも、雲仙断層群における強い地震に注意しておくべき理由として挙げることが出来る。
 
※画像は気象庁より。