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2018年08月09日富山湾で1年ぶりの有感地震、北陸地方には最大震度4の予測も


 
2018年08月09日の17:32に富山湾でM3.0・震度1の地震が発生した。同震源で有感地震が観測されたのは1年ぶりだが、北陸地方には直近で最大震度4の可能性との予測も出されており、今後の動向に注意が必要だろう。

富山湾で有感地震が観測されたのは2017年07月20日のM3.7・震度1以来1年ぶりのこと。2015年02月01日はM4.4・震度4の地震を引き起こし、2016年02月にもM2.6・震度2が起きていたが、2010年05月から約5年間有感地震が発生しなかったことをはじめ、気象庁の震度データベースにはこれまで24回しか記録されておらず、非常に珍しい場所で地震が起きたと言ってよいだろう。

今回の震源付近ではこれまでに強い地震は観測されていないが、邑知潟断層帯の北端からすぐ先に位置していることから、関連が気になるところだ。

邑知潟断層帯は平均活動間隔が1,200年~1,900年程度とされており、最新の活動時期は約3,200年前~9世紀の間と考えられている。仮に動いた場合の地震の規模はM7.6程度と大きく、30年発生確率は2%と予測されていることから注意が必要な断層帯のひとつである。

06月18日の大阪府北部M6.1・震度6弱の発生によって新潟-神戸歪集中帯における地震への警戒が呼びかけられたばかりのタイミングである点に照らせば、付近における今後の動向を注視する必要があるだろう。

今回の富山湾M3.0は1年ぶりであったが新潟-神戸歪集中帯の周辺では07月22日にも新潟県下越地方で2年半ぶりとなる有感地震が起きていた他、いくつかの自然現象も伝えられている。

07月20日には今回の震源である富山湾で国内における目撃事例が過去4回しかないというツノシマクジラが出現していた。

また新潟では08月05日に上越市で有名な湧水の水量が減少していると報じられたばかりである他、08月09日には海上保安庁が柏崎港における水深減少を報告し船舶に注意を呼びかけたばかりである。

柏崎港における水深減少は05月09日にも伝えられていたが、その時は翌日、新潟県上中越沖で半年ぶりとなる有感地震が発生していた。

これらの現象と地震との関連は不明だが、それでも強い地震への備えは必要なようだ。08月06日付のレポートを08月09日にWebサイト上で公開したEPRC(一般社団法人地震予兆研究センター)によれば、富山県を含む新潟県から石川県にかけての一帯では、M5クラス(最大震度4)が発生する可能性があるとされているためである。
 
画像は気象庁より。
関連URL:【上越タウンジャーナル】春日山の「御前清水」が水涸れ 五智の「養爺清水」もピンチ 【EPRC】2018年8月6日配信レポート