180814-010shizuokakenseibu

2018年08月14日地震増加中の静岡県西部でまた揺れ、南海トラフとの関連や3連動への懸念は


 
2018年08月14日の20:51に静岡県西部でM3.9・震度3の地震が発生した。静岡県西部についてひとつ知っておくべきであるのは、2018年に入ってから有感地震が増加しているという点である。

2018年地震増加中の静岡県西部でまた

静岡県西部で有感地震が記録されたのは06月30日のM3.3・震度2以来1.5ヶ月ぶりのことだが、静岡県西部における最近の傾向としてはどうしても知っておくべき点がひとつある。2018年に地震が急増しているのだ。08月14日現在、今回が既に11回目でありここ数年増加を続けているのである。

2014年 05回
2015年 11回
2016年 02回
2017年 07回
2018年 11回(08月14日まで)

今回の震源は含まれていないものの、静岡県は1707年の南海トラフ巨大地震である宝永地震(M8.6)の震源域であることに加え、最近、静岡から愛知にかけての一帯で地震が目立っているだけに、今後の動向に注意する必要があると言えるだろう。

静岡県では08月10日に駿河湾でM4.5・震度3の地震が起きていた上に、その後2度の地震が続いたことから3連発したばかりである他、愛知県でも07月30日に伊勢湾で有感地震が発生している。

また04月には愛知県西部で震度4を含む3連発が記録されており、1944年の昭和東南海地震と1946年の昭和南海地震の間、1945年に起きていた三河地震(M6.8)を想起する機会が増えているのだ。

次の南海トラフ巨大地震が東海・東南海・南海の3連動となり前回の昭和東南海地震・昭和南海地震よりも規模が大きくなる可能性が指摘されているだけに、今回の震源である静岡県西部における地震増加傾向は不気味としか言いようがない。
 

付近での地震前後に起きていた南海トラフ巨大地震

さて、次に今回の震源位置「北緯34.8度/東経137.5度・深さ約40km」について見てみよう。この位置でこれまでに有感地震が発生したのは2005年06月01日のM3.4・震度1の一回のみ。

この時、その後起きていた国内地震について調べてみると、特に南海トラフを刺激した形跡は見られない。

しかし、今回の震源から近い場所で起きていた過去の強い地震はいずれも、年単位ではあるものの前後に南海トラフ巨大地震が発生していたのだ。

今回の震源近くではこれまでに715年06月30日の遠江国地震(M6.8)と1686年10月03日の遠江・三河地震(M7.0)が起きていた。

この前後に起きていた南海トラフ巨大地震はと言うと、前者については684年11月26日の白鳳地震(M8.2)、後者については宝永地震(M8.6)がそれぞれ挙げられる。いずれも東海・東南海・南海の3連動だったのではないかとも疑われる地震である。

今回はM3.9と小規模ではあったが、静岡県西部で2018年に地震が増加していることに照らせば、今後規模の大きな地震が発生するかどうか注視していく必要がありそうだ。
 
※画像は気象庁より。