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2018年08月16日EPRCが東北地方でのM6クラス地震発生可能性を指摘、過去データのシグナルも


 
EPRC(一般社団法人地震予兆研究センター)が2018年08月16日に最新レポートの一部をWebサイトで公開し、東北地方に対してM6クラス発生の可能性があると指摘している。

東北地方にM6クラスの予測

EPRCでは今回、08月13日付の最新レポートの英語版を公開、北海道東部から千島列島にかけての一帯や福島県沖、それに静岡県中部といったエリアに対しM5クラスの可能性に言及すると同時に、「Off Sanriku」「M6 class」として東北地方における強い地震への注意を喚起している。

06月から07月にかけて房総半島沖でスロースリップが発生、地震が多発した際にはEPRCが06月11日配信レポートにおいてM5クラスを予測すると06月12日に千葉県東方沖でM4.9が、また06月25日にも千葉県東方沖でM6クラスを予測したところ07月07日に千葉県東方沖でM6.0が発生していたことから、今回も東北地方におけるM6クラスが起きるかどうか注目される。

前回、08月06日に配信したレポートではいくつかのエリアに対しM5クラスへの警戒を呼びかけていたが、この時は「根室半島周辺~北海道東方沖」で08月09日に北海道東方沖M4.6が、「福島県沖」で08月08日と08月11日にM4.8とM5.1が、また「静岡県中部~長野県南部」では08月10日に駿河湾M4.5がそれぞれ発生していた。
 

データからのM6以上シグナルも

東北地方に対しては過去のデータからもいくつかのシグナルが示されている。

直近では08月12日にアラスカでM6.4が発生した際、周辺でこれまでに起きてきた地震についてその後の国内発震と照合したところ、多くのケースで千島海溝から東北地方を含む日本海溝におけるM6以上に繋がっていた。三陸沖や岩手県沖でM6.0が3回、三陸沖でM6.7といった地震が見られていたのだ。

また07月19日に島根県東部でM3.1・震度2が起きた際、同じ震源位置における過去地震のその後について調べてみると、岩手県における地震が多く記録されていたこともわかっている。

岩手県内陸南部M5.2や岩手県沖M6.3、岩手県沿岸北部でM6.8といった地震が発生していたのである。

M5.5以上のいわゆるM6クラスについては2018年に入り01月以来毎月起きてきたが08月は半分過ぎた時点でまだ発生していないことからも、08月下旬にかけての東北地方M6クラスは十分想定の範囲内、と考えておくべきだろう。
 
関連URL:【EPRC】Predictions of earthquakes registering over M5, Seismic Intensity 4 : Until Aug. 13, 2018