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2018年08月18日インドネシアでM6.5地震、東日本大震災直前と類似震源で


 
2018年08月18日の日本時間00:35にインドネシアでM6.5の強い地震が発生した。今回の震源は08月05日のロンボク島M6.9とは異なっており、東北地方太平洋側と前後に揺れ合う関係があるようだ。不気味な過去の事例も見て取れる。

インドネシアM6.5の特徴は

インドネシアでは最近、強い地震が相次いでいる。08月05日にバリ島の隣、ロンボク島でM6.9が起きた他、ほぼ同じ場所では07月29日にもM6.4、同日に別の震源でもM6.0が観測されるなど今回の震源の東西で地震が続いているのだ。

今回のM6.5は08月05日ロンボク島地震M6.9から東側で発生したが、関連は薄いとみられる。震源の深さがロンボク島地震の31.0kmに対し今回の地震が538.7kmと異なっている上、ユーラシアプレートとインド・オーストラリアプレート境界の南北で分かれているためである。

07月29日のM6.4もロンボク島付近・深さ約14.0kmであったことから今回の地震とは切り分けて考える必要があり、最も性格が似ているのは今回の震源の東側で起きていた07月29日のM6.0(深さ577.5km)であったと言える。

このM6.0深発地震について紹介した際に、その後の傾向として「1ヶ月以内に伊豆・小笠原海溝沿いの震源で強い地震が目立っていた」と指摘したところ08月17日に硫黄島近海でM6.6が発生している。

では、07月29日のM6.0深発地震と似た条件で更に大きな規模で起きた今回のM6.5については、その後日本にどのような影響を与えるのだろうか。
 

前後に東北地方太平洋側M7クラスの事例が複数

今回のM6.5と似た条件で20世紀以降に起きてきたM6.5以上・深さ300km以上の地震について、震源の位置が比較的近かった8つの事例を調べてみると、そのうちの半分以上で東北地方太平洋側での強い地震が前後に発生していたことがわかった。

先に日本側で強い地震が起きた後にインドネシア深発が続く例もあり、1937年のケースでは07月27日の宮城県沖M7.1の2週間後にインドネシアでM7.1、1992年には07月18日の三陸沖M6.9から2週間後にインドネシアでM6.6、また2015年にも02月17日三陸沖M6.9の10日後にインドネシアでM7.0がそれぞれ記録されていた。

ではインドネシアM6.5以上の後に日本側で強い地震が起きていた例はと言えば、ひとつのケースを除いて1~3ヶ月程度の間にM7クラスが発生していた。

2015年は3ヶ月後に宮城県沖でM6.6・震度5強、1937年の場合は2ヶ月後に千葉県東方沖でM6.6・震度4、最も直近の事例は2017年であったが、10月24日にインドネシアでM6.7が起きるとその1ヶ月後、11月22日に福島県沖でM7.4・震度5弱。

では、残るひとつのケースとはどのような事例なのだろうか。インドネシアにおける今回の震源から近い場所で起きたM6.5以上・深さ300km以上の地震の直後に日本で発生していたのは東日本大震災だったのである。

2011年03月11日02:08 M6.5 震度-  インドネシア
2011年03月11日14:46 M9.0 震度7  東日本大震災
 
※画像はUSGSより。