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2018年08月19日三重県南部で珍しい有感、過去地震と南海トラフの関連は


 
2018年08月19日の02:12に三重県南部でM2.1・震度1の地震が発生した。東南海地震の震源域にも近い場所であり南海トラフ関連震源への影響は過去の事例からも明らかなようだ。

三重県南部で1年8ヶ月ぶりの有感地震

三重県南部では06月07日にもM2.5・震度1の地震が起きたと速報ベースで伝えられていたが、気象庁の震度データベースには登録されていない。

これに従えば今回の地震は三重県南部としては2016年12月09日のM3.5・震度1以来1年8ヶ月ぶりとなることから、珍しい地震が記録されたと言えそうだ。

東南海地震の震源域である三重県南東沖のすぐ隣という位置からも関心を集めそうな三重県南部における滅多にない地震であったが、今回の震源位置が揺れた際にはその後南海トラフに何らかの影響は出ていたのだろうか。
 

同緯度・同経度の過去地震と南海トラフの関連は

今回の震源位置は「北緯34.1度/東経136.2度・深さごく浅い」であった。「北緯34.1度/東経136.2度」における過去の履歴は6回。深さは1つを除いて全て30km台であった。

これらについてその前後に起きていた南海トラフ関連の地震について調べてみると、多くの場合で影響が疑われる地震が発生していたことがわかった。

まず南海トラフに関連する別の震源が揺れた場合に三重県南部が影響を受けていた可能性のある事例として、1968年04月01日にM7.5の日向灘地震が起きると、その1ヶ月後に三重県南部で今回と同緯度・同経度におけるM3.7・震度2が起きていた事例や、2009年08月に東海道南方沖M6.8と駿河湾M6.5が発生した3ヶ月後に今回と同じ位置でM3.1・震度1が起きていた事例が挙げられる。

次に三重県南部における同位置地震が南海トラフ関連震源に影響を与えた可能性のある地震についてだが、2006年06月に三重県南部でM3.6が起きると、09月に伊予灘でM5.2、11月に三重県南東沖でM5.1が発生した事例や2016年12月の三重県南部M3.5の3ヶ月後に日向灘でM5.2が観測された事例がある。

また直近で三重県南東沖が揺れた例も複数確認されている。1968年05月のケースでは三重県南部で今回と同緯度・同経度のM3.7が起きると、1週間後に三重県南東沖でM5.6・震度3が、2003年12月の場合には3週間後に三重県南東沖でM5.4・震度4が発生していたのだ。

更にこの時はその後、2004年09月05日に三重県南東沖でM7を超える紀伊半島南東沖地震に繋がっていった。

9ヶ月後という間隔から関連は不明とも言えようが、「ごく浅い」だった今回の震源と同緯度・同経度で気象庁のデータベースが「深さ0km」としている唯一の地震が起きたのが1944年12月07日の昭和東南海地震の前年、1943年01月31日の三重県南部M3.4・震度2であることに照らせば、2004年の紀伊半島南東沖地震も無関係だったと断じるのは難しい。

07月下旬には「週刊MEGA地震予測」が「南海・東南海地方」を要警戒にレベルアップしたばかりであり、今回の三重県南部における珍しい有感地震も南海トラフ巨大地震に関わりのある場所が揺れたという意味で今後の動向を注視しておくべきだろう。
 
※画像は気象庁より。