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2018年08月21日東京湾で今年早くも4回目の有感地震が発生、横浜市付近で


 
2018年08月21日の16:35に東京湾でM2.6・震度1の地震が発生した。2015年末から2017年末まで2年間、有感地震が一度も起きてこなかった東京湾で今年早くも4回目の地震が観測された形だ。

横浜市直下型地震の想定震源付近で

震源の位置は神奈川県の大黒ふ頭そばで、震源の深さは約30kmとされている。震度1を観測したのは横浜の中区と港南区、それに川崎区であった。

東京湾における地震についてまず知っておきたいのは今回が2018年に入り4回目の有感地震であったという点だ。

前回は07月05日のディズニーランド付近M3.9・震度1であったが、2015年12月から2017年12月までの約2年間、一度も有感地震が起きていなかっただけに、2018年の活動活発化が何を意味しているのか、今後の動向を見守るべきだろう。

次に今回の震源位置が首都直下地震の類型のひとつとなっている「横浜市直下型地震(神奈川県東部地震)」の想定震源に非常に近い点が挙げられる。

M7クラスとされる横浜市直下型地震では死者2,100名、建物被害82,000棟、避難者数34万名がそれぞれ予想されており、首都圏の一角を支える神奈川県に甚大な被害を与えかねないのだ。
 

南関東には地震への警告も

今回の震源位置である「北緯35.4度/東経139.7度・深さ約30km」の地点でこれまでに起きた有感地震は2006年12月14日のM2.8・震度2の1回のみ。

この時、その後関連が疑われる顕著な地震は見られなかったが、約1ヶ月後の2007年01月16日に静岡県東部でM5.7・震度3の地震が発生していた。

また深さが多少異なるが同緯度・同経度では2014年01月11日にM2.4・震度1が深さ50kmの地点で発生しており、この時は1ヶ月後に房総半島南方沖でM5.6・震度3を記録していた。

過去データが少ないことから今後の傾向は掴みにくいが、16:35に今回のM2.6が発生してからわずか10分後の16:46には八丈島東方沖でM4.3・震度1が起きていることから、関東から伊豆方面にかけての一帯では念のために今後の地震に注意しておく必要がありそうだ。

南関東に対しては村井俊治東大名誉教授の「週刊MEGA地震予測」が08月15日発行号でデータ異常が出現しているとして「地震発生の危険性が高まっていると判断しました」と警戒を促したばかりである他、過去データからも08月17日の硫黄島近海M6.6の際、関東地方におけるM5以上に繋がる可能性があると指摘している。
 
※画像は気象庁より。