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2018年08月22日ベネズエラでM7.3、日本国内大地震に繋がってきたケースとは

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08月22日の日本時間06:31にベネズエラでM7.3の大地震が発生した。08月19日のフィジーM8.2からわずか3日後の南米大地震だが、付近でこれまでに起きてきた大地震がその後日本に影響を与えた事例はあるのだろうか。どうやら共通する特徴があるようだ。

フィジーM8.2の3日後に南米でM7.3

今回の地震は2018年としては7回目のM7以上大地震で、08月19日のフィジーM8.2巨大地震(関連記事)からわずか3日後であった。

02月26日のパプアニューギニアM7.5以来、およそ半年間沈黙していたM7以上大地震がフィジーとベネズエラで相次いだ背景に未だ知られていない相関関係の存在が影響している可能性は否定出来ない。

今回の震源はカリブプレートと南米プレートの境界付近で、深さ123kmと深発であった。ごく近くでは1997年07月10日にM7.0の大地震が発生していたが、この時の震源の深さは19kmと浅く、今回とは条件が異なっている。

南側が南米プレートと、北側が北米プレートとそれぞれ接しているカリブプレートの東部で20世紀以降発生してきたM7以上大地震は今回を含め11回。

過去10回のうち8回は深さ100km未満で起きていたことから、今回と類似の条件で記録されている大地震の事例は2回、1953年03月19日のM7.3(深さ約128km)と2007年11月30日のM7.4(深さ約156km)である。

これらについてその後3ヶ月間に日本国内で観測された地震について調べてみると、特に目立った共通点は見られなかった。

しかし、それだけではないのである。

浅い位置であれば日本国内大地震の可能性も

カリブプレート東部においてこれまでに発生してきた10回の大地震のうち、深さ100km未満で起きた事例では、直近の前後と言っていい時期に日本でも大地震が起きていたケースが多いのである。

1997年07月10日のM7.0の場合は特になし、1969年12月26日のM7.2の際は5ヶ月後に小笠原諸島西方沖でM7.1と比較的時間が経ってからの日本国内大地震であったが、それ以外は日本におけるM7以上が目立っているのだ。

1918年10月11日のM7.1の前月、1918年09月08日にはM8.0の択捉島沖地震。この時は日本側で先に大地震が起きていたが、他の事例ではカリブプレート側でM7以上が発生した後に日本で大地震が起きている。

1943年07月29日のM7.7の約1ヶ月後、09月10日に鳥取地震(M7.2)。1974年10月08日のM7.5の翌月には11月30日に鳥島近海でM7.3。また2010年01月13日のM7.0の時には02月27日に沖縄本島近海でM7.2が発生していた。

そしてカリブプレートで1946年08月05日にM7.5、08月08日にM7.0と浅い場所での大地震が続いた際には1946年12月21日の昭和南海地震(M8.0)である。

今回のM7.3は深発であったが、近い場所での浅い地震が発生するようであれば、その後日本国内における大地震に繋がっていく恐れがある、と考えておくべきだろう。
 

※画像はUSGSより。


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