180822-009vanuatu

2018年08月22日今度はバヌアツでM6.5、続く南太平洋地震と国内への影響は


 
2018年08月22日、ベネズエラで06:31に起きたM7.3に続き、07:32にバヌアツでM6.5が発生した。今回の震源と類似の事例ではその後日本国内においてどのような傾向が見られてきたのだろうか。

バヌアツ浅い震源では前回千葉でM6.0

バヌアツでは07月13日にもM6.4の強い地震が観測されていたが、この時の震源の深さは約167kmと深かったため、約13kmと浅かった今回の地震と同列に扱うべきではなく、約28kmであった06月22日のM6.1に近い条件で起きたと捉える必要がある。

前回紹介した通りメディアが「バヌアツの法則」という言葉を用いたことから日本との連動に注目が集まるバヌアツだが、06月22日のM6.1の際はどうだったかと言えば関連は不明ながら07月02日に青森県東方沖でM5.0・震度3、そして07月07日に千葉県東方沖でM6.0・震度5弱が起きていた。

ではバヌアツにおいて今回と同様、より規模の大きなM6.5以上の地震が深さ20km以下で発生した場合にはその後どのような日本国内地震が起きていたか調べてみると、ひとつの傾向が浮かび上がった。
 

M6.5以上の浅い地震で目立つ国内M5以上

今回の震源に近い位置で発生したM6.5以上・深さ20km以下の9事例についてのその後を調査すると、2ヶ月以内に日本国内で起きたM5以上の数が多いのだ。

1932年01月のケースでは08回、1955年01月のケースでは05回とそれほど目立たないが、観測技術の向上もあるのか近年のデータを見るとかなり際立っている。

1960年03月は17回、1987年01月は14回、1990年02月は23回、1992年02月が17回、2002年01月は13回といった具合だ。

中でも1994年10月02日にバヌアツでM6.5が起きた際にはそのわずか2日後の10月04日に北海道東方沖地震(M8.2)が発生したことから2ヶ月間で90回以上のM5オーバーを記録している。

こうしたことから9事例における2ヶ月以内の国内M5以上回数は平均22.6回にも達しており、1994年のケースを除いた8事例でも13.9回、つまり週にほぼ2回のM5以上が2ヶ月間続くことになる。

日本国内で発生したM5以上は熊本地震をはじめ内浦湾や鳥取県中部、茨城県北部で震度6弱以上が計10回も起きた2016年こそ108回、52週で平均2.07回であったものの、2015年は82回で週平均1.57回、2017年は72回で1.38回程度。

特に2018年は30週が経過した段階で35回しかM5以上が記録されていないことから、仮に今回のバヌアツM6.5で今後2ヶ月、毎週2回程度のM5以上が起きるとすれば、今年はこれまでの2倍のペースで揺れるということになる。

また今回はバヌアツ単体の影響だけでなく、08月に入ってからのフィジーM8.2を始めとするインドネシアでの2度のM6.9など南太平洋全体の動きによる影響も考慮しておくべきだろう。

既に紹介した通り、過去のデータでは南太平洋でM6.5以上が同月に5回以上発生した際の事例で、今回のようにM8以上を含む場合日本においてM7以上大地震が起きる場合が目立っているためである。
 
※画像はUSGSより。