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2018年08月24日根室地方南部で13ヶ月ぶりの地震、同条件で大地震の事例も


 
2018年08月24日の12:47に根室地方南部でM3.3・震度1の地震が発生した。珍しい震源における久しぶりの有感地震であったが、今回の地震に至る流れに類似したケースではその後M7を超える地震が起きたこともあった。

根室地方南部で有感地震が観測されたのは2017年07月08日のM3.9・震度2以来およそ13ヶ月ぶりのことで、過去約90年間で35回しか揺れを記録していない震源だけに、非常に珍しい地震が起きたと言えそうだ。

今回の震源の位置は「北緯43.3度/東経145.3度・深さ約100km」で、根室半島の付け根に当たる場所。付近に目立った活断層は走っていない。

また根室と言えば1973年の根室半島沖地震(M7.4)で知られるが、今回の震源位置はこの時の震源域から北側に当たり、該当はしていない。

過去35回しか記録されていない震源であることから過去の事例に基づく傾向は不明だが、2015年以降、毎年有感地震が観測されるなど多少、最近地震が増加している点が目立つ。

2015年に3回、2016年に1回、2017年に2回とM3.3~4.3、震度1~3の地震が計6回発生した後に2018年も今回、有感地震が起きたという流れである。

根室地方南部で有感地震が4年続いて起きた唯一の事例である2005年から2008年のケースでは7回の揺れが観測されたが、一連の地震の最後だった2008年08月03日のM3.2・震度1の1ヶ月後、2008年09月11日には十勝沖でM7.1の大地震が起きていたことに照らすと、ここ数年の相次ぐ地震は多少不気味とも言えそうだ。

M9クラスの超巨大地震が切迫している千島海溝沿いの北海道東部ではこれまでにもM7を超える大地震やM8を超える巨大地震が複数回発生しているが、2008年の十勝沖M7.1以外に根室地方南部がこうした地震の直前に揺れていたケースについて調べてみると、もうひとつ確認出来た。

1978年12月06日の択捉島付近M7.2の10日前、11月25日に根室地方南部ではM4.3・震度3の地震が起きていたのだ。

過去90年間で35回しか有感地震が起きてこなかった根室地方南部だけに、大地震の直前に揺れた事例が複数存在していることに加え、そのうちのひとつは4年連続の有感地震を記録した直後に発生していたという点で今回と同じ条件だったということに留意しておくべきだろう。
 
※画像は気象庁より。