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2018年08月24日ペルーでM7.1、付近では直後に日本で大地震起きていた事例も


 
2018年08月24日の18:04にペルー内陸部でM7.1の大地震が発生した。既に紹介した通り2017年以降最多ペースでM6以上が続いている2018年08月だが、今回の地震は特に注目される。付近で過去に起きた地震の中には、その直後に日本で大地震が観測されていた事例もあるためだ。

今月3度目の大地震がペルーで発生

2018年08月に世界で強い地震が相次いでいる。M6以上としては前日のアラスカ・アリューシャン列島M6.3が起きたばかりである上に、M7以上の大地震としても08月19日のフィジーM8.208月22日のベネズエラM7.3に次ぐ3度目という多さであるのだ。

M6以上の発生回数は08月だけで18回にも達しており、既に紹介した通り2017年以降最多を記録している

08月末までにまだ1週間、1/4あることやM7以上の大地震が08月後半になってから立て続けに起きているだけに、太平洋を挟んだ反対側に位置する日本での強い地震に繋がっていく可能性は否定出来ない。厳重な警戒が必要な状態であると言ってよいだろう。

今回のペルーM7.1の特徴は深さ609kmと非常に深い場所で発生した点で、20世紀以降、深さ500kmを超える位置でM7を超える規模の地震が起きてきたのは今回の震源付近に集中している。

ペルーにおいて前回、深さ500km以上のM7以上大地震が観測されたのは2015年11月25日のM7.6で、今回の地震はおよそ3年ぶりに起きた超深発大地震だったと言える。

また、2018年08月に起きたM7以上大地震はフィジーM8.2が深さ561km、ベネズエラM7.3が深さ154kmと今回の609kmを含めいずれも深い位置で発生していることが目立つが、地球の内部を伝播して強い地震が続くのだろうか。
 

直後に日本でM7超える大地震起きた事例も

今回のペルーM7.1に近い場所でこれまでに起きてきた7事例について、その後日本においてどのような地震に繋がっていたのか調べてみると、いくつかの特徴が浮かび上がった。

まずペルーの深発500km以上でM7以上が発生した場合、短期間の間にペルーでM7を超える規模の地震が再度起きるケースがあるようだ。

1961年08月19日にM7.6が起きると、同じペルーで08月31日にもM7.2が、また2015年11月25日のケースでは07:45にM7.6が観測されたわずか5分後に、もう一度M7.6が発生した事例があるためである。

従って、今回のM7.1においても、近い内に再度ペルーにおける大地震が起きる可能性は否定出来ない。

さて、日本への影響だが、ペルー深発大地震後3ヶ月の間に日本国内で発生したM5以上について見てみると、南海トラフ関連震源と北海道東部における地震が目立つことがわかった。

北海道東部方面では択捉島南東沖や浦河沖、釧路沖、根室半島南東沖などでM5~M6台の地震が、中には浦河沖M6.7といった規模も確認されている。

南海トラフについては九州地方南東沖や三重県南東沖、遠州灘や伊予灘といった震源でM5台が起きていた。

ただし、今回のペルー深発大地震に関連して最も注目されるのは直後のタイミングで国内M7以上が発生していた事例があるという点だ。

これは1961年08月19日にペルーでM7.6が起きた際のことで、14:09にペルーで大地震が起きると、そのわずか24分後に石川県で北美濃地震(M7.0)が発生していたのである。更にこのケースでは、ペルーM7.6の1週間前である08月12日に釧路沖でM7.2・震度4が起きていた。そして、この1961年08月19日のペルーM7.6の震源位置は、今回の震源からも近かったのである。
 
※画像はUSGSより。