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2018年08月26日イランで今月20回目のM6以上地震、南海トラフが気になる理由とは


 
2018年08月26日の日本時間07:13にイランでM6.0の地震が発生した。強い地震が多発している2018年08月として20回目のM6以上であったが、今回の地震に関しては日本でも念の為注意しておくべき要素があるようである。

ユーラシアプレートへの波及で南海トラフは

今回の震源はアラビアプレートとユーラシアプレートの境界付近で深さ10kmとごく浅い位置だったが、北西側ごく近い場所では2017年11月13日にM7.3(深さ19km)の大地震が起きていたのを始め、20世紀以降M6以上の強い地震が数回観測されてきた。

これらについてその後2ヶ月以内に日本国内で発生した地震について追跡してみると、アラビアプレートと接しているユーラシアプレートを刺激したためか、日本国内におけるユーラシアプレート境界付近における地震が目立っていたことがわかった。

最も特徴的な例が1963年03月24日にイランでM6.0が発生した際で、その3日後の1963年03月27日にユーラシアプレート境界に近い若狭湾でM6.9・震度5弱という強い地震が起きていたのである。

また前述の2017年11月13日M7.3の2日後には、世界的に見ればユーラシアプレートの境界にほど近い朝鮮半島南部でM5.5という珍しく強い地震が発生していた。

ユーラシアプレート側への刺激によって地震が増えるのであれば、日本が最も注意すべきはユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界に当たるのが南海トラフであるという点だろう。

今回の震源に近い位置で起きた過去5回の事例では1958年のケースでイランM6.7の3週間後に伊予灘でM5.7・震度3、その1週間後に日向灘でM5.4・震度3、更に1ヶ月後に三重県南東沖でM5.5・震度1といった例があった。

また沖縄方面でも2006年03月31日のイランM6.1から5日後に与那国島近海でM5.2・震度2、2017年11月13日のイラクM7.3でも11日後に奄美大島近海でM5.2・震度1が記録されていたのである。
 

世界で20回目のM6以上地震

今回のM6.0にはもうひとつ特徴がある。2018年08月に世界で起きた20回目のM6以上地震だったという点だ。

今月は08月19日のフィジーM8.208月22日のベネズエラM7.3、そして08月24日のペルーM7.1と3回のM7以上大地震を含むM6以上の強い地震が相次いでおり、既に紹介した通り08月23日のアラスカM6.3によって18回を記録したことから2017年以降の最多発生月となっていた。

アラスカ・アリューシャン列島で08月26日の日本時間01:50にM6.0、そして今回イランでM6.0がそれぞれ発生したことにより2018年08月のM6以上が20回に到達した形だが、前回、月に20回のM6以上が起きていたのは2016年12月でこの時は12月28日に茨城県北部でM6.3・震度6弱が、またその前の2016年04月に22回のM6以上が発生した際には日本で熊本地震が起きていた。

まだ数日残っているだけにM6以上が継続する可能性は否定出来ず、現在3回のM7以上大地震が4回になる恐れもないとは言えない。

最近では2015年05月のM6以上21回中4回の大地震、2013年02月の23回中4回の大地震といった事例もあるためである。
 
※画像はUSGSより。