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2018年08月29日ニューカレドニアで今月4回目の大地震、直後に日本で揺れた例も


 
2018年08月29日の日本時間12:51にニューカレドニアで今月4回目のM7以上大地震となるM7.1が発生した。午前中に北マリアナ諸島でM6.4が記録されたばかりのタイミングだったが、今回の震源付近における大地震はその直後に日本で揺れていたケースも少なくない。

2015年以来の「月にM7以上4回」

数時間前に起きた北マリアナ諸島M6.4の際に紹介した通り、2018年08月はM6以上の強い地震が非常に多発しており今回のニューカレドニアM7.1が23回目となる。

同月中のM6以上発生回数としては既に2016年以降で最多を記録しているが、M7以上の大地震が4回起きた月としては2015年05月以来であり、ここ数年で極めて地震活動が活発な状態であると言える。

M7以上の大地震としては08月19日のフィジーM8.2、08月22日のベネズエラM7.3、08月24日のペルーM7.1に続く今回のニューカレドニアM7.1であったが、震源の場所はフィジーM8.2の西側で比較的近かった。

だが、フィジーM8.2は震源の深さが538kmと非常に深かったため、今回の震源の深さ26kmに照らせば、同列に扱うことは出来ない。

いずれにせよ日本への波及が懸念されるところだが、今回の震源付近で過去に起きてきた地震がその後日本に影響を与えた可能性のある事例はあるのだろうか。
 

直後に日本でM5以上の事例も多く

今回の震源に近いニューカレドニアからロイヤリティ諸島の周辺で20世紀以降、深さ30km以下のM7以上で調べてみたところ、今回の震源からほど近い場所で数回の事例が見つかった。

それらについてその後2ヶ月間に日本国内で起きていた地震を追跡してみると、かなりの確率で数日以内に日本で比較的強い揺れがあったことがわかった。

1928年の事例では03月16日にロイヤリティ諸島でM7.6が発生すると5日後に日高地方東部でM5.6・震度2。だがこんなものではない。

2003年12月28日のロイヤリティ諸島M7.3の際には翌日に釧路沖でM6.0・震度4。1935年08月17日の日本時間10:44にロイヤリティ諸島でM7.2が起きると、そのわずか6時間後の16:22に福島県沖でM5.6に繋がったこともあった。

そして今回の震源から最も近い場所で起きていた1901年08月09日のロイヤリティ諸島M7.9の場合には、その翌日青森県東方沖でM7.4という大地震が発生。

これらはいずれも日本海溝から千島海溝にかけての一帯における地震だったが、南海トラフが揺れていた例もある。2004年01月04日にロイヤリティ諸島でM7.1が発生すると、2日後に三重県南東沖でM5.4・震度4という地震が起きていたのだ。

三重県南東沖は先に挙げた2003年のケースでもロイヤリティ諸島M7.3の9日後にM5.4・震度4が観測されていたことから、南海トラフから日本海溝、千島海溝における直近でのM5以上に注意が必要だと言える。
 
※画像はUSGSより。